マクラーレンのカルロス・サインツは、2020年F1マシン『MCL35』でシート合わせを完了させて冬休みに入った。今年、レッドブルを離れてマクラーレンに完全移籍したカルロス・サインツは、ドライバーズ選手権で“ベスト・オブ・ザ・レスト”となるランキング6位でシーズンを終了。マクラーレンのコントラクターズ選手権4位に大きく貢献した。
カルロス・サインツは12月10日(火)にマクラーレンの2020年F1マシン『MCL35』でシート合わせを完了したことをTwitterで報告。写真に写り込んだエアボックスの形状が話題となっている。マクラーレンは2020年に3強チームとのギャップを縮めるためにデザイン哲学にテコ入れを行うことを明らかにしている。「急進的とは言わないが、もちろん、同じレギュレーションのもとで上位勢のマシンとのギャップがあるので、大きく、それなりのステップを果たしたいと思っている。つまり、マシンのいくつかのものを変更することになる」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルはコメント。「ライバルとの差を再び広げられたことを嬉しく思っているし、過去3~4レースでその傾向が見られたと思う。我々は明らかに4番目に最強のマシンだ」また、マクラーレンはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とのスポンサー契約を強化し、カラーリングは“インパクトの強い”ものになるとしている。ザク・ブラウンは、MCL35のカラーリングについて「2月にレースカーを発表するまでカーデザインを明らかにすることはないが、かなり特別なものになる」「BATがレースカーで使用するさまざまなカテゴリーでレースカーでの見た目を気にいると思う。そのデビューを台無しにしたくはない。だが、かなりインパクトの強いものになるし、レーストラックで非常に目立つだろう」「BATは我々の最大のパートナーだが、我々はずっとパパイヤ(オレンジ)の中核を維持していく。マクラーレンの歴史と我々たちのカラーパレットを祝うようなものだ」