カルロス・サインツは、マクラーレンのエンジンサプライヤーであるルノーが今年“大きなステップ”を果たしていることは“嬉しいサプライズ”だと語り、マクラーレンが順位を上げていくことに役立つだろうと考えている。ルノーは、2019年にむけてF1エンジンを再設計。マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、新型パワーユニット『E-Tech 19』が“大幅”なパワーアップを果たしたと語っている。
今年からマクラーレンに移籍したカルロス・サインツは、ルノーのF1エンジンの進化はマクラーレンにとって大きな助けになるだろうと語る。「全員があのエンジンについてとても良さそうだと語っている。彼らが話していることが本当で、テストで嬉しいサプライズを得て、その馬力を得られることを本当に期待している」「昨年、ルノーのドライバーとして、ハースをもっと定期的に倒すためにその馬力を必要としていた。マクラーレンにとってすでに非常に大きな一歩になると思う」「何もせずにステップを果たすことになるし、すでにはるかに快適な場所にいると思う」マクラーレンはチャレンジングな2018年シーズンを過ごしたが、カルロス・サインツは今年はその状況が大きく改善されていると考えており、チームがスケジュール通りにマシンを完成させたことも状況が良くなったことの明確なサインだと語る。「チームは宿題をうまくこなした。テストの5日前にここでクルマが準備ができているのを見ているんだからね。クルマが昨年より早く、うまくまとまったことを意味するので、良いサインだ。すでに非常に良いステップだ」それでもカルロス・サインツは、マクラーレンの現状は励みになるものの、2019年に期待しているのはマクラーレンだけではないとは承知しており、容易に成功を収められるとは考えていないと語る。「自分たちの到達したい場所や予測について気楽に構えるというのが今年のチームの哲学だ」とカルロス・サインツは語る。「他人が何をやっているかをわかるまでは、自分がどの位置にいるかを知るのは不可能だ。僕たちは進めてきたコンセプトの方向性、チーム全体を再構築してきた方向性について楽観的だ。新しい人々を獲得するだけでなく、すでにマクラーレンには僕たちが考えている領域で才能をさらに引き出せる優秀な人々がいる」「マクラーレンは素晴らしい才能を持っていると思う。常に新しいアイディアがあり、素晴らしいアイディアを持った新しい人たちがいる。いつそれが成功するかの問題だ」「これから少し中期的なプロジェクトになるだろう。僕はそれに取り組むために2年間の契約を結んだ。そして、自信を持っている」「目にしているものを気に入っているし、再編の道筋もいいと思う。今僕たちはレースして、クルマがどの位置にいるかを見て、そこから開発とリカバリーしていく準備が整っている」関連:マクラーレン MCL34 | 画像ギャラリー
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