カルロス・サインツJr.は、先週、自分の父が参戦したダカール・ラリーを見守ったことで、身内がレースをして危険にさらされるのを見守ることがいかに難しいことがわかったと述べた。2度のWRCチャンピオンで“エル・マタドール(闘牛士)”の愛称で親しまるカルロス・サンンツ(55歳)は、先週に2週間にわたるダカール・ラリー2018を制し、自身2度目の優勝を成し遂げた。
2015年からF1に参戦するカルロス・サインツJr.は、ダカール・ラリー終了後に父への誇りと称賛の言葉をソーシャルメディアを通じて公開。危険なレースを見守る家族の気持ちがやっとわかったと述べた。「この激しい2週間で、僕がレースをしているときにあなたがどのような気持ちでいるかが少しわかった気がする。正直、それがどれだけ良くない気分かがわかったよ」とカルロス・サインツは述べた。「バリアの反対側にいる方がいいね! 母やブランカ、アニータがこれまで経験してきた緊張がどんなものか想像もできていなかった。とても激しいことなんだね」「あなたが今回のダカールで優勝してお祝いしているのを見てから数時間が経ったけど、55歳のあなたが2回目のダカールに優勝するという大きなチャレンジのためにどれくらい懸命に頑張ってきたか、欲望、興奮、モチベーションをいかに保ち続けてきたかを見てきた僕にとって、それがいかに重要で感動的だったかを伝えたい」「逸話は1000個くらい話せるけど、今思い出すのは、7時30分に起きて、サウナでバイクに乗って1時間ずっとそこでトレーニングをしていたことや、二人でオフィスでEメールに返信しているとき、あなたがダカールで装着しようとしているミシュランのホイールを細部まで細かくデザインしている絵を見つけたことかな」「あの時、僕は笑っていけど、それらのことは僕と僕の姉妹にとって人生のすべてに適用できる勝つための犠牲と欲望の最高の例だということをあなたに知らせたい」カルロス・サインツJr.は、今年はルノーのF1ドライバーとして3月25日に開幕戦オーストラリアGPを迎える。
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