2026年F1カナダGPの土曜日は、メルセデスが完全復活を印象づける一日となった。ジョージ・ラッセルがスプリント勝利に続いて予選でもポールポジションを獲得し、キミ・アントネッリとのフロントロウ独占を達成。マクラーレン勢も僅差で続き、決勝へ向けて激しい優勝争いの構図が見えてきた。一方で、天候は決勝日に向けて大きく崩れる予報となっており、各ドライバーやチーム関係者は未知のウェットコンディションへの警戒感を口にしている。
2026年型マシンで本格的な雨のレースを経験していない状況の中、各陣営は不確定要素の多いグランプリを前に、それぞれの課題と手応えを語った。1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「昨日は良い一日だったし、今日もまた良い一日になった。チームは今週末に大規模なアップデートを投入するために本当に懸命に働いてくれたし、そのおかげで何とかライバル勢の前に立ち続けることができている。スプリントではマクラーレンから大きなプレッシャーを受けた。キミとのバトルは激しかったけどフェアだったし、そのおかげでノリスが接近するチャンスを得た。それでも勝利を持ち帰り、チームとして再び大量ポイントを獲得できたのは嬉しい。予選ではマクラーレンだけでなく、フェラーリやレッドブルもポール争いに加わってきた。タイヤをうまく機能させられず、前後アクスルの温度バランスにも苦しんでいたので、セッションを通して自信を持てなかった。でもチームがQ3でタイヤ準備を完璧にまとめてくれて、ポールを狙うチャンスを与えてくれた。明日は気温が下がり、雨も予想されているので何が起きるか完全には分からない。それでも必要な準備をすべて行って、週末を勝利争いで締めくくれるようにしたい」2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)「今朝のスプリントは激しいレースだった。たくさんのアクションがあったし、見ていた人たちは楽しめたと思う。ジョージとは激しくレースをしたけど、お互いに限界は理解している。それでも3位でしっかりポイントを持ち帰れたのは、自分にとってもチームにとっても重要だった。予選は前日のスプリント予選よりかなり難しかった。タイヤを適正なウインドウに入れるのが難しく、まだ改善できる余地もあった。最後のアタックは完璧ではなく、セクター2で少しタイムを失った。ポールを逃したのは間違いなくそこだと思う。わずかな差でP1を逃したのは悔しいけど、それでも良い結果だし、明日は勝利を争える位置にいる。天候はかなり不確定だ。未知の要素が多くなるだろうし、コース上に留まりながら何が起きても対応できるかが重要になる。もしウェットレースになれば、このクルマでの雨は全員にとって初めてだから、とても興味深い経験になると思う」3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日の結果にはかなり満足できる。まずスプリントで2位を獲得できたのは素晴らしい成果だし、良い戦略を実行してチャンスを最大限に活かしたチーム全員の功績だ。前の2台が争った時に、その隙を突けるポジションに自分たちを置けていたし、とても価値のあるポイントを獲得できた。今のパッケージでできることはしっかりやれたけど、現実的でいる必要もある。もし前のメルセデス2台が争っていなければ、この結果はなかったと思うので、純粋な速さで彼らと戦えるように努力を続けたい。予選では本当に僅差だった。コンマ05秒前後で順位が変わる状況だったし、今日はメルセデスを倒すには完璧である必要があった。でもそれはとても難しかった。最後のアタックでは前方でマシンがコースオフしたことで少しタイムを失い、タイヤにダートを拾ってしまったし、バックストレートでスリップストリームも得られなかった。それでもフルアップデートなしの状態で予想以上に前との差を縮められているので、チームとしては非常に満足できる一日だった。明日は興味深いレースになる。寒くて低速のストリートサーキットではタイヤ温度を上げるのが本当に難しいし、もし雨になれば混乱した展開になるだろう。でもそれは同時にチャンスでもある。純粋なレースペースではメルセデスがまだ一歩上、特にロングランでは強い。でもコンディションが荒れれば、僕たちは戦う準備ができているし、訪れるチャンスを必ず掴みにいく」4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「全体的には悪くない一日だった。スプリントではチームとして良い結果だったと思う。昨日とは風向きが変わっていたことで、スプリント予選の時と同じ感触ではなかった。それでも終盤にルイスを抜き返して、スタートで失ったポジションを取り戻せた。予選には満足している。クルマは今朝のスプリントより一歩前進していたし、それはポジティブだった。ただ、セッションは少し難しく、セクター1で苦戦していたし、路面温度と気温がかなり低かったこと、さらにタイヤが硬めだったことで適正な温度レンジに入れるのが難しかった。メルセデスとの差は縮まっていて、プレッシャーもかけられたけど、残念ながら少し届かなかった。明日は雨で状況が変わるかもしれないし、全員にとってチャンスになると思う。何ができるか見てみよう」5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「全体的には良いセッションだったし、特にQ2とQ3最初のランではクルマに快適さを感じていた。予選前に小さな変更を加えたことでうまく機能したし、チームもセッションを通してクルマを改善する良い仕事をしてくれた。最後のラップは思い描いていた形にはならなかったけど、前進している感触はあるし、このまま正しい方向へ進み続けられるという希望を持っている。明日のレースは非常に予測不可能になるかもしれないので、どんなチャンスも逃さず活かせるよう準備しておく」6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「僕にとっては少し孤独なスプリントレースだった。あのセットアップでは前のクルマたちに近づくのが難しいと分かっていた。予選に向けていくつか変更を加えたけど、残念ながらまだ苦しんでいた。いくつかの部分では改善できて、乗り心地も良くなったけど、別の部分ではそうではなかった。特にデプロイメント面についてもっと理解する必要がある。ブレーキングに入る際の基準を作るのが難しくなるので、一晩かけて分析しなければならない点がいくつかある。明日はおそらく雨になるだろうし、どうなるか見てみよう」7番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)「スプリントレースでフラストレーションの溜まる状況だったクルマを立て直してくれたチームのみんなは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ス...