2010年から新規F1参戦する4チーム(カンポス、マノー、USF1、ロータス)のドライバー候補が明らかになってきた。4チームが新規参入する予定である来年は、ペイドライバー時代が復活するとみられている。ドイツの“Auto Motor und Sport”は、カンポスがブルーノ・セナと2010年の契約を締結間近と報じている。3度のワールドチャンピオンであるアイルトン・セナの甥であるブルーノ・セナは、数千万ユーロの個人スポンサーを持ち込むと言われている。
チームメイトとしては、現在マクラーレンのテストドライバーを務めているペドロ・デ・ラ・ロサが最有力候補とされている。また、今年のGP2で2位に輝いたヴィタリー・ペトロフは、来シーズンの所属チームに1,500万ユーロの資金を持ち込むとみられており、カンポス、マノー、ロータスが注目しているという。ブラジル人ドライバーのルーカス・ディ・グラッシは700万ユーロ、ネルソン・ピケJr.は500万ユーロの資金をチームに持ち込めるとされており、メキシコ人のセルジオ・ペレス、ベネズエラ人のパストール・マルドナドも同様に資金を有しているとみられている。ロータスは、トヨタ離脱がほぼ確実視されているヤルノ・トゥルーリを獲得するとされ、チームメイトはマレーシア人のファイルーズ・ファウジーになるとされている。マノー・ヴァージンの候補リストの筆頭は、A1GPでチャンピオンを獲得したアイルランド人ドライバーのアダム・キャロルを起用するとみられている。アダム・キャロルにもスポンサーがついているとされる。しかし、アダム・キャロルは、マノー・ヴァージンが来年の開幕戦のグリッドに付けるか不確実なため躊躇していると言われている。ただし、USF1は資金持ち込みドライバーは起用しないとしており、ベテランドライバーとしてアレクサンダー・ヴルツ、新人ドライバーとしてジョナサン・サマートンを起用するとみられている。