2026年F1シーズンに新規参戦するキャデラックF1チームのマシンカラーリングをめぐり、早くもレギュレーション上の適法性が取り沙汰されている。問題となっているのはパフォーマンスではなく、リバリーデザインそのものだ。ドイツ紙ビルトによると、ゼネラルモーターズの支援を受けるアメリカの新チームは、先日公開した2026年仕様リバリーについてFIAから質問を受ける可能性があるという。
キャデラックはスーパーボウルのハーフタイム中に放映された大規模なコマーシャルでマシンカラーを披露したとされ、そのPR費用は2,000万ユーロを超えるとも報じられている。グリッド初年度を前に、大きな話題作りとなった。しかし同紙は、F1マシンには左右対称のリバリーを施すことが求められている一方で、キャデラックの現行デザインは片側が主にホワイト、もう片側がブラックという非対称仕様になっていると指摘している。「PR上のクーデターが、高くつく誤解に変わる可能性がある」とビルトは伝えている。さらにハリウッド的な皮肉も加わった。俳優キアヌ・リーブスは先週バーレーンを訪れ、キャデラックのF1初参戦までの舞台裏を記録するための撮影クルーに同行していたという。ビルトによれば、リーブス本人はカメラに映ることを望んでいなかったとされるが、その計画は思い通りには進まなかったようだ。