ジェンソン・バトンは、チャンピオンシップに勝つためにはマクラーレンとともに力強いシーズンスタートを切ることが不可欠だと語る。昨年ジェンソン・バトンは、シーズンへの力強いスタートがチャンピオンシップの決定にどれだけ重要であるかを身をもって体験した。2月3日にMP4-25を初ドライブすることを明らかにしたバトンは、2010年に向けた準備が実際のレースと同じくらい重要だと語る。
「最初のテストから基本がなっていれば、そのあとの準備のために素晴らしい基本になる。昨年ブラウンがそうだったように、シーズンのスタートから良いクルマを持つことが必要だ」「そうでなくてもたどり着くことはできるかもしれないけど、最初のレースまでは1カ月しかないので非常に難しいだろう。ポジティブなテストになることを期待しているし、それまでにはたくさんの作業がある。最初のテストまでかなり多くシミュレーターに乗るし、たくさんファクトリーで過ごす」「開幕戦のように初テストに備えたい。ルイスと並んで初レースを迎えるときに言い訳したくないからね。100%で開幕戦に臨みたい」バトンは、2009年にマクラーレンが困難な状態からスタートして、シーズン中に大きな改善を果たしたことに自信を感じており、その勢いを2010年に引き継ぐことができると考えている。「昨年マクラーレンのシーズンを研究していたけど、かなり大きな改善を遂げた。2009年にマシンに装着したパーツは大量だった。他にそのようなチームはなかった」「2009年に集中しすぎたのでは?と言う人もいる。僕はそうは思わない。2009年に使用した多くのパーツは2010年に持ち越せるので、彼らは正しいことをしたと思う。2009年のことなので、チームを代弁するつもりはないけど、僕の観点では、彼らにとって良い一年だったと思う。シーズンのスタートは苦しんだからね。彼らをより強くしたと思う」「マシンに装着するためにそれくらいの量のパーツを作ることができて、1年を通して改善できるということを彼らに気付かせた。みんなmoモーニングコールが必要なときがあるだろう。だから、彼らが来年そこにいると確信している。毎日ずっと、どのように自分自身とチームを改善できるかについて考えているよ」「ワールドチャンピンになって、次の年に成功していないアスリートやスポーツマンは70%いる。ポジティブでいなければならないし、30%の人が何をして、なぜ再び勝つことができたのかを考えなければならない」「僕の周りには適切な人々がいるし、それについて考えて、取り組むことに費やしてきた。初レースまでにあらゆることをするつもりだ」