ジェンソン・バトンは、マクラーレンでチームメイトになるルイス・ハミルトンが今年アドバンテージを得るとの論調をそれほど深刻に捉えていないが、新しいチームに適応するには時間が必要になると認めている。ジャンソン・バトンは、2009年にブラウンGPで初のワールドチャンピオンを獲得したが、今年からマクラーレンへ移籍してルイス・ハミルトンとパートナーを組むことを決断した。
マクラーレンとルイス・ハミルトンには10年以上の絆があるため、バトンはチーム内で辛い目にあうだろうとの見方があるが、バトンはチームメイトの優位性は大きくないだろうと考えている。「彼が大きなアドバンテージを持ってスタートするなんて言うつもりはないよ。僕にとってこのチームでは全てが新しいんだ」とバトンは語る。「チーム内のたくさんの人達を知らなければならないし、彼らがどのように仕事をするかを知らなければならない。それには少し時間がかかるだろう」「僕にとって重要なのは、自分の能力に自信があるということだ。誰にでも意見をいう資格はあると思う」「僕が言えるのは、ルイスと働くことに興奮しているということだ。今年競争力がなければならないということだからね」「僕がチームメイトを滅ぼすつもりだと言っている人もいるけど、僕はずっとリラックスしたポジションにいるから、実際、僕の生活はもっと楽になるだろうね」「最高の仕事をして、自分自身やチームから最大限を引き出すことに集中できる。それがネガティブなことだとは思わない」バトンは、もう一年ブラウンGPに留まってもタイトルを防衛するために同じポティベーションを維持できなかっただろうと認めている。「残留していたら、2つ目のタイトルを目指すことはより難しくなっただろう。モチベーションを保てなかったかもしれない。でも、移籍して、今は本当にモティベーションが高まっていると思う」「本当に興奮しているし、今年チームと成し遂げるために本当に一生懸命作業するつもりだ」「今年良いシーズンを送るために、これまで以上にモチベーションは高まっている。ずっとリラックスしているし、自分の能力、さらにはチームと作業することにとても自信を持っている」ジェンソン・バトンは、7度のワールドチャンピンであるミハエル・シューマッハと今年戦うことを楽しみにしていると語る。「スポーツにとって素晴らしいことだと思う。4人のワールドチャンピオンがレースをして、そのうちの一人がF1で他の誰よりも多くのことを成し遂げているなんて、素晴らしいことだと思う」「ミハエルの決定は稀なことだけど、彼には明確な理由がある。ロス(ブラウン)にフェアプレイを言わなければならないね。グリッドに彼が戻ってくるのは素晴らしいことだし、今年彼に挑戦することを楽しみにしているよ」