元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、ルイス・ハミルトンがメルセデスF1チームを離れることになるとは考えていないと語る。ルイス・ハミルトンとメルセデスF1チームとの現行契約は今シーズン末で失効となり、過去数年と同じようにフェラーリへの移籍の噂が絶え間なく繰り返されている。だが、メルセデスはルイス・ハミルトンとの契約延長が最優先だとして交渉を進めていくことを明らかにしている。
ジェンソン・バトンは、まず自分がF1キャリアでフェラーリのためにドライブできなかったことを後悔していると語る。「だからと言って、僕がフェラーリに移籍できたかどうかはわからない。フェラーリだからね」とジェンソン・バトンは Mirror に語る。2009年にF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、2011年にフェラーリの責任者と話し合いをしたが、最終的にマクラーレンに残留することを決断したと明かす。「自分のグランプリキャリア中にフェラーリで走るチャンスがあることを期待していた。僕は勝ちたいし、それが常に僕のゴールだった。当時は個人的にマクラーレンの方が良い選択だった」とジェンソン・バトンは振り返る。ジェンソン・バトンは、元チームメイトだったルイス・ハミルトンがすぐに赤いクルマに乗り換えることになるとは考えていない。6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、今年、ミハエル・シューマッハの7回というF1最多ワールドチャンピオン記録に並ぶ可能性がある。「すべての英国人とファンは彼が勝つことを望んでいるし、彼が7回目のタイトルを制覇するのを見たがっていると思う。でも、誰らが6回のタイトルを獲得すれば、そこには噂はつきものだ。チームが状況を利用して、コメントによってドライバーやライバルをトラックから追い出そうとすることだってある。どれくらい真実なのかは誰にもわからない」とジェンソン・バトンは語る。「ルイスがチームを変えれば本当に驚くだろう。彼は5つのタイトルを獲得して自分信頼してくれたメルセデスに感謝し、彼らはそれができるマシンに彼を乗せた。そのようなものを置き去りにするのは非常に困だす。うまくやってくれるチームを去るようなしないと思う」「物事が下り坂になったり、ファクトリーチームではなくなったりすると予想される状況でもない。彼の移籍の唯一の動機となるのは、メルセデスがもはやメルセデスでなくなるときだけだろう」