ジェンソン・バトンが、小林可夢偉への不満を口にした。レース序盤、1コーナーで何度もオーバーテイクを試みたジェンソン・バトンだったが、小林可夢偉はブレーキングポイントを変えてバトンをブロック。バトンは小林可夢偉の動きに対して無線でチームに不満を述べていた。レースなので小林可夢偉も簡単にポジションを譲るわけにはいかなかったが、F1には相手のラインを尊重するという暗黙のマナーのようなものがあるのも事実。
「アイツはどうにかしてるよ!」とレースを終えたバトンは語る。「ただの経験不足だと思うけど、彼はブレーキングゾーンでちょこちょこ動いていてとても困難だった。中嶋が確かめたようにね。他のみんなはタフだったけどフェアだった。彼は少し非常識だった」「今は彼も少し身のほどを思い知らされているだろうね」初めてのF1を戦い終えた小林可夢偉は「F1で初めて経験することばかりで学びながらの体験だった」とレースを振り返る。「経験を積めば克服できると思う。今日は初レースだし、今後向上できることはいくつかあるけど、今週のパフォーマンスには満足している」