ジェンソン・バトンは、自分の人生でF1がまだ必要かどうかを夏休みを使って評価している。ジェンソン・バトンは、F1で18シーズン目を迎えたいのか、他チームへ移籍したいのか、もしくはF1を引退して、異なるモータースポーツにトライしたいのかを決定するための重要な数週間に直面している。
マクラーレン・ホンダは、2017年のフェルナンド・アロンソのチームメイトをジェンソン・バトンかストフェル・バンドーンのどちらにするのかという決定は早くても9月までには行わないことをすでに明らかにしている。一方、ウィリアムズはジェンソン・バトンが2017年の“非常に魅力的”なオプションであることを明らかにしている。だが、ジェンソン・バトンはまだ自分がどの方向に進みたいのか迷っており、夏休みが自分の考えをまとめる重要な役割を果たすことになると考えている。休みを取ることの重要性について質問されたジェンソン・バトンは「F1が人生になっているし、小休止して、休む必要がある」とコメント。「とりわけメカニックにとっては先月は本当に忙しい時間を過ごしていた」「僕に関しては、離れる時間を必要としている。長い間、この仕事をしてきた。基本的に僕の人生だ。なので、人生でそれが必要なのかどうかを理解するためにはそこから離れる時間が必要だ」」36歳のジェンソン・バトンは、まだ自分の将来について答えを出していない。「僕はまだいかなる決定もしていない」とジェンソン・バトンはコメント。「あまりに忙しかったからね。今後数カ月間、考えるための時間はもっとたくさんあるけど、何も変わっていない」「ロン(デニス)が2ヵ月前にコメントしたとのまだおんなじだ。僕たちは9月まで話はしない」今シーズン、マクラーレン・ホンダはかなりの前進を果たしているが、まだメルセデス、フェラーリ、レッドブルのビッグ3との差は大きい。大幅なレギュレーション変更が行われる2017年に誰が勝っているかについての保証はない。そして、そのこともジェンソン・バトンのジレンマになっている。「まだクルマを運転することを楽しんでいるし、とても楽しい。でも、F1はクルマを走らせて、楽しむだけのものではない」とジェンソン・バトンはコメント。「勝つこと、表彰台に上がることが重要だ。長い間、僕はそれができていない」「なので、楽しみのその部分はそこにはない。でも、僕はまだ生きるためにF1カーを運転している。それは凄いことだ」ジェンソン・バトンは、来年もレースをする可能性が高そうだが、それがどのシリーズになるかが問題だ。「自分はまだレースをすること、レースのチャレンジや競争に興奮していると感じている」「なので、それがどこであろうと、全力を尽くしたいし、それがF1のどこであろうと、世界のどこか他の場所で違ったことをしていようと、自分のため、そして、レースをするチームのためにそこにいたいと思っている」