レッドブルF1のリザーブドライバーを務めるセバスチャン・ブエミは、12月15日にヤス・マリーナ・サーキットで開催されているヤングドライバーテストでRB16をドライブする機会を得られるとは思っていなかったと語る。2011年を最後にトロロッソのシートを失い、フォーミュラEやFIA 世界耐久選手権で経験を積んできたセバスチャン・ブエミは、FIAが2020年にグランプリに出場していなければ2戦以上のグランプリ経験のあるドライバーの参加を許可したことで、ユーリ・ヴィップスとともにレッドブル・ホンダからテストに参加している。
セバスチャン・ブエミは、昨年7月にシルバーストンで行われたピレリのタイヤテストで大クラッシュを喫していえる。「楽しみにしている。正直、参加できるとは期待していなかった」とセバスチャン・ブエミはテスト前に語った。「でも、当然、運転することができてうれしい。15日間(バーレーンとアブダビの)パドックにいたからね!」スイスからの渡航の検疫制限を1か月前に終了して以来、ミルトンキーンズのシミュレーターを定期的に訪れているセバスチャン・ブエミは、今回のテストをシルバーストンでのクラッシュの記憶を消すために利用するつもりはないと語った。「気にしていないわけではない。自分のせいではなかったことに満足することが重要だった。映像に残っているしね」とセバスチャン・ブエミは語った。「少なくとも今回はピレリテストとは異なる種類のテストも行うことができる。ピレリテストでは、基本的にピレリが要求することを行うだけだからね。通常のテストとは異なる」「今回、シミュレーターとの相関関係に適している。マシンを運転し、イギリスのシミュレーターに直接戻ることができるので、正確に違いを見ることができる」また、今回のテストは、セバスチャン・ブエミが、来シーズンにリザーブドライバーを務める必要になった場合に役立つことになる。しばらくトップレベルでレースをしていない他のドライバーとは異なり、トヨタでフェルナンド・アロンソと中嶋一貴とともに2018-19シーズンにWECのタイトルを獲得したセバスチャン・ブエミはF1スーパーライセンスを保持している。「レッドブルは、ユーリにもスーパーライセンスを取得させるためにいくらかのマイレージを重ねさせたと思う。もちろん、フォーミュラEと衝突した場合、僕はフォーミュラEに行くね。つまり誰もここにいないことになる」とセバスチャン・ブエミは付け加えた。「それで彼らにはユーリがいた。彼のライセンスを取得するためにトルコの前にシルバーストーンで300kmを走った」