2025年F1 イギリスGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。7月4日(金)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第11戦 イギリスグランプリのフリープラクティスが行われた。2025年F1イギリスGP初日のフリー走行は、地元の声援を背にランド・ノリスがトップタイムを記録。マクラーレン勢が好調を維持する中、フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンも接戦を演じ、フロント争いは僅差の展開となった。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦戦しながらも上位に食い込み、注目のルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリも6番手に食い込んでみせた。レーシングブルズの2台も引き続き存在感を見せており、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンが揃ってトップ10入り。アストンマーティンのランス・ストロールもアップグレード後のパッケージで好感触を得ており、メルセデスのジョージ・ラッセルもタイヤマネジメントの課題を抱えながら確実に走行データを蓄積した。トップ10は0.7秒以内の僅差で、予選に向けた戦いがますます注目される。1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日はコンディションが難しかった。思っていたほど簡単ではなかったけど、全体としては好調に見える。まだ金曜日だから、現時点で誇れることは特にないし、このポジションを維持するには今夜やるべき作業がたくさんある。ライバルたちも非常に強力に見えるし、週末が進むにつれてもっと強くなってくるはず。我々は今夜しっかりと準備して、明日の予選に集中する」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日はなかなか良かった。マシンの中での感触も良好だったけど、まだ改善の余地はある。予選仕様ではまだ少し後れを取っているように感じるけど、決勝ペースにはより自信がある。このサーキットを走るのは本当に楽しいし、明日が楽しみだ」3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「今日は本当にワクワクする一日だった。フェラーリのマシンで初めてシルバーストンを走れたことは信じられないほど素晴らしい経験だった。両セッションともにマシンの感触は良くて、FP2では最速ラップのときに少しトラフィックに引っかかったから、まだタイムを縮められる余地はある。ここに戻ってくるのはいつだって素晴らしい。このサーキットは世界で一番好きな場所だし、金曜日からこれだけの観客がいるのも本当にうれしい」4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「まずまずの金曜日だった。まだ少し詰めるべき部分はあるけど、全体としてペースは良くて、ポジティブな初日だったと思う。ライバル勢も週末を通して接戦になりそうだから、どうなるかはまだわからない。こんな素晴らしい観客の前で再び走れたのはうれしいことだ」5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「僕にとってはあまりいい一日ではなかった。マシンのバランスを見つけるのが難しくて、コーナーでもうまくいかなかった。風の影響はかなり大きかったけど、それを言い訳にはできない。もちろん誰にとっても同じ条件だからね。今週末の僕たちのマシンは風にとても敏感に感じる。明日に向けてデータを分析して、改善点を探っていくしかないけど、現時点では全体的にパフォーマンスが足りていないように思う」6番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今日は今シーズンの中でも特に難しい金曜日だった。予想より気温がかなり高くて、タイヤの管理が大変だった。でもマシンのバランスは悪くなかったし、全体的には満足している。シルバーストンは本当に素晴らしいサーキットで、限界を探っていくのが楽しかった。改善できる点は明確にあるし、自分のドライビングもまだ良くできると思うから、今夜が楽しみだ。明日は気温が少し下がる予報が出ていて、雲が出ることで路面温度も下がりそうだ。それが助けになるかもしれない。今夜しっかりと準備を整えて、今日強かったマクラーレンやフェラーリに対抗できるようにしたい」7番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「シルバーストンは素晴らしいサーキットで、毎年ここに戻ってくるのが大好きなんだ。チームのファクトリーからすぐの場所で走る特別なレースだし、毎年もらえるサポートや雰囲気は格別だ。今日はFP2でいいラップがいくつか走れたし、マシンの感触もまずまずだった。でもまだ週末は始まったばかりだから、これからデータを見て改善できるところを探っていく」8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日はシルバーストンで暑い一日になって、路面温度は40℃以上だった。タイヤを管理するのが難しくて、我々が天候に左右されるのはもどかしいが、夏の時期はこれが常態になるから、改善に向けて全力で取り組んでいる。明日から気温が下がるという予報が出ているから、それが助けになる可能性はあるけど、ただ願っているだけじゃなく、今夜は改善のためにしっかり取り組む。ここシルバーストンで走るのは大好きだし、ファンの皆の前で良いレースができるよう、まだ戦える位置に自分たちを持っていきたい」9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「今日はシルバーストンでいいスタートが切れた。FP1でもFP2でもかなり速かったし、セッション間でいくつか変更したセットアップも功を奏した。路面温度が高かったからC3(ミディアム)とC4(ソフト)の性能差があまりなかったけど、明日は涼しくなりそうだからソフトの方が有効かもしれない。ロングランではリアムと分担して、僕はソフト、彼はミディアムで走ったから、それもいい比較になった。風が強くてコーナーごとに挙動が読めない状況だったけど、うちのクルマは安定していたし、全体的にはいい金曜日だったと思う」10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「まずまずのスタートが切れたし、全体的にかなり接戦になっている。先週と同じような流れだけど、引き続き細かい部分を詰めていく必要がある。セッションごとに少しずつセットアップを調整していて、風が強くてバランスが崩される中でも、クルマは本当に速く感じる。F1マシンで初めてシルバーストンを走ったけど、すごく楽しい経験だった。明日も良いプラクティスをして、Q3を狙える位置につけたい」