2024年のF1世界選手権 第12戦 イギリスGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。雨に翻弄されたレースでは、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンがメルセデスとの母国グランプリで優勝。地元ファンの前で2021年のサウジアラビアGP以来となる通算104勝目、シルバーストンでの9勝目を挙げた。角田裕毅(RB)は、4戦ぶりのポイント獲得となる10位入賞を果たした。
1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日はとても大きな意味がある。シルバーストーンで表彰台の頂点に立つことは、この上ない名誉だ。今でも心臓がバクバクしているよ! ここでの素晴らしい時間は数えきれないほどあるけど、今日の優勝はこれまでに経験した中で最も感動的なものだった。チームのみんなにとって、ここ数年は本当に厳しいものだった。みんながどんなに懸命に戦ってきたかを思うと、今日は本当に感情を爆発させることができたと思う。このチームの皆、メルセデス、そしてすべてのパートナーに永遠に感謝している。ついに成功したことは、僕がこれまでに経験した中で最高の気分だ。難しいレースだった。変わりやすいコンディションが本当にチャレンジングだった。でも、冷静さを保ち、適切なタイミングでスリックタイヤに交換するという正しい判断を下すことができた。それがリードを奪還し、そこからゴールまで走りきることができた理由だ」2位:ランド・ノリス(マクラーレン)「タフなレースだったけど、とても楽しかった。ルイス・ハミルトンに心から祝福を言いたい。彼はレースを完璧にこなした。彼とメルセデスに脱帽だ。このようなコンディションで彼らとバトルするのはとても楽しかった。大きなリスクを冒すときは常に緊張の連続だ。今週末は良いことも多かったけど、見直すべき点も数多くある。ここは、すべてが完璧にいくことを期待する場所だけど、今日はそうはならなかった。それでも、シルバーストンで表彰台に上れたことは素晴らしい。次のレース、そして来年は、さらに強くなって再挑戦するつもりだ」3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日は雨の影響で特に難しかった。純粋にパフォーマンスだけを見ると、第1スティントではとても遅く、全体的にタイヤのデグラデーションに悩まされた。一時は5位か6位で終わる可能性もあったけど、ピットストップを含めて正しい判断ができたので、順位を上げることができた。雨が降り始めた時はすでにグリップで苦戦していたので、リスクを負うことはしたくなかった。チームが最後にハードタイヤを投入してくれたおかげで思いきってプッシュすることができ、レースが好転した。タフなシチュエーションだったけど2位というよい結果で、ランキングトップもキープすることができた。シーズンは折り返し地点となったけど、目指している結果でシーズンを終えるには、もう少し頑張らなくてはならない」4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「今日はチームにとって良いポイントだったけど、いくつかのチャンスを逃してしまったので、少し悔しい気持ちが残る。ダブルスタックにするか、そのままコースにとどまるかの判断は、最も難しい決断の一つだ。残念ながら今回は間違ってしまったけど、この判断をもう一度見直して、そこから何を学べるかを確認するつもりだ。それ以外のことについては、今日は良い決断ができたし、トップグループで戦えるペースがあることは励みになる。ダブルヘッダーを前に、1週間かけて仕切り直すつもりだ」5位:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「今日は非常に堅実なパフォーマンスだったと思う。5位とファステストラップで最大限の結果を出せたと思う。難しいレースを、さまざまなコンディションの中でうまくこなすことができた。前のマシンとの差を縮めることもできた。残念ながら、路面が乾くと、ペースが少し落ちてしまい、5位にとどまるしかなかった。ライバルとの差を縮めるには、まだ一歩前進する必要があるのは明らかだ。今は少し休んで、ハンガリーではさらに強くなって戻ってくるつもりだ」6位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「チームにとってとても嬉しいことだ。8ポイントを獲得できたことは非常に価値がある。さらに重要なのは、今回のアップデートでパフォーマンスが向上し、今シーズン残りの期間に楽観的な見通しが持てるようになったことだ。僕たちは間違いなく、現在5番目に速いチームを争っている。これは明らかにポジティブなことであり、数週間前には誰も予想していなかったことだ。とても励みになるし、とてもポジティブな結果だ。序盤に雨が降ったけど、インターには十分ではなかったので、難しいレースだった。高速コーナーが多く、グリップも良くないこのコースでは、非常に危険だったけど、うまく走りきって、スタートで失ったポジションを取り戻すことができた」7位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「今日はトリッキーなレースだったけど、うまく乗り切り、チームのためにそれなりのポイントを獲得することができた。スタートはうまくいき、(ニコ)ヒュルケンベルグの前に出ることができた。そして数周後に雨が降り始め、インターミディエイトタイヤに履き替えるためにピットインした。ドライタイヤでどのくらいの距離を走れるかを判断するのは常に難しい。あまり遅くまでドライタイヤを使いすぎて、バリアに突っ込んでしまうような事態は避けたいけど、今回は適切な判断ができたと思う。この3連戦をより競争力のある週末で締めくくることができて良かった。チームにとって大きな励みになるし、この勢いをハンガリーに持ち込みたい」8位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日は2台ともトップ10でポイントを獲得し、良い結果だった。今週末はより競争力が増したように感じられたし、ここ数戦よりも本来のポジションに戻ったようで心強い。レースの特定のポイントでウェットタイヤかドライタイヤを装着すべきか疑問符が残る、理解するのが難しいレースだった。インターミディエイトに交換するタイミングを1周遅らせすぎたと思うけど、こうした判断には運も必要だ。今後のレースに向けて、マシンをさらに改善し、パフォーマンスを引き出せるかどうかは僕たち次第だ」9位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「ターン3で接触し、ターン4でも接触し、フロントウイングの一部も破損したので、最初は少し心配だった。その後、ほぼすべてがうまくいき、満足している。雨が降って、2度目のチャンス...
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