F1イギリスGPのスプリント予選は、金曜日の“予選”の結果に基づいてルイス・ハミルトン(メルセデス)が1番グリッド、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番グリッド並ぶ。今週末はここまでプラクティスと予選を通じて、フラッグ無視や進路妨害といったペナルティは出ておらず、パワーユニットやギアボックス制限超過によるペナルティもない。
だが、そもそもそれらが発生していた場合でも、ペナルティはスプリント予選のグリッドではなく、決勝のグリッドに適用される。したがって、スプリント予選は金曜日の予選結果のとおりにドライバーがグリッドにつく。“ポールポジション”という称号はスプリント予選のウィナーに与えられ、ピレリのアワードに倣って“スピードキング”となった金曜日の予選でトップタイムを記録したルイス・ハミルトンが1番グリッドに並ぶ。ちなみに“レース”という名称も決勝でのみ使用できるものであるため、土曜日のレース形式のものは“スプリント”と呼ばなければならない・・・。スプリント予選は100km(シルバーストンでは17周)で行われ、スタートタイヤは自由に選ぶことができ、タイヤ交換の義務もない。基本ミディアムでのスタートが予想されているが、今回ソフトとなるC3コンパンドは昨年の70周年記念GPでミディアムとして使用され、17周以上を走り切ったドライバーが多数いた。スプリント予選の1位から3位までに各々3-2-1ポイントが付与されるが、タイトル争いをしているドライバーがその数ポイントのために決勝での大量ポイントを失うようなリスクを冒すとは思えない。逆にそのスポットを狙えないと分かっているドライバーは、決勝を少しでも上位でスタートすることを目指してソフトでギャンブルやアグレッシブなレースを仕掛ける可能性もある。F1イギリスGP スプリント予選 スターティンググリッド1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)3.バルテリ・ボッタス(メルセデス)4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)5.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)6.ランド・ノリス(マクラーレン)7.ダニエル・リカルド(マクラーレン)8.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)9.カルロス・サインツ(フェラーリ)10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)11.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)12.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)13.エステバン・オコン(アルピーヌ)14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)15.ランス・ストロール(アストンマーティン)16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)17.キミ・ライコネン(アルファロメオ)18.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)19.ミック・シューマッハ(ハース)20.ニキータ・マゼピン(ハース)
全文を読む