ピレリは、2020年のF1世界選手権 第5戦 F1 70周年記念GPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。先週、ピレリはシルバーストンに最も硬いタイヤであるC1、C2、C3を持ち込んだが、今週はC2、C3、C4と全体的に一段階柔らいコンパウンドを持ち込んでいる。
ピレリによると、F1 70周年記念GPで最速の戦略はミディアム-ミディアム-ハードの2ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは15周。2番目に最速の戦略はミディアム-ハード-ハードの2ストップ。この場合はミディアムで15周、ハードで20周を走行することを想定している。予選Q2ではマックス・フェルスタッペンがハードタイヤで通過しており、トップ10内では唯一のハードスタートとなる。ハードスタートは3番目に最速。ハード-ハード-ソフトの2ストップ戦略でハードで23周ずつ走り、ラスト6周をソフトで走るというものだ。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「今回は非常に珍しい予選セッションとなった。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ハードタイヤでQ2を通過したことで、明日はハードタイヤでスタートする。我々のF1史のなかでおそらく初めてのことだ。燃料を積んでマシンが重い状態の第1スティントで彼はこのコンパウンドの追加の耐久性から利益を得ることができるはずだ。また、Q3ではトップ3がソフトタイヤではなくミディアムを使用した最速タイムを記録した。これらの事実だけでも、今週のシルバーストンでのダブルヘッダーの第2レースへのノミネートが興味深いものであったことを示している。ソフトタイヤは十分なイニシャルスピードを提供し、その後ドロップするが、ミディアムはのパターンは逆となる。我々はソフトが理想的なレース用タイヤならないことはわかっていたが、予選でも高いレベルの摩耗と劣化が見られた。それはミディアムとハードが明日の戦略のデフォルトの選択であることを強調している。我々は2ストッパーを想定しているおり、さまざまな変数が実行される可能性がある」
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