F1イギリスGPの舞台となるシルバーストン・サーキットのマネージングディレクターを務めるスチュアート・プリングルは、無観客レースとして開催される2020年のグランプリのスタンドに雰囲気を作り出すために等身大のファンの写真を飾ざることを検討していると語る。新型コロナウイルスの世界的な大流行によってF1は開幕10戦がキャンセルとなっていたが、7月5日のオーストリアで開幕するヨーロッパでの序盤8戦のカレンダーを発表している。
レッドブル・リンクとシルバーストンは2週連続のダブルヘッダーとして開催されることになっており、オーストリアでの第1戦はオーストリアGP、第2戦シュタイアーマルクGP、シルバーストンでの第4戦はイギリスGP、第5戦は0周年記念GPという名称で開催される。スチュアート・プリングルは、無観客レースとして開催されることでサーキットの雰囲気が損なわれることを懸念しており、スタンドを観客の写真で飾エルことを検討しているという。先に再開したドイツのサッカーリーグであるブンデルリーガでは、ボルシア・メンヒェングラッドバッハが5月末に行われた無観客試合でサポーターの写真を張り付けた段ボールをスタンドに並べた。ファンは自分の写真を参加させるために19ユーロ(約2300円)を支払い、その一部はチャリティに寄付されたと Sky Sports は伝えている。「様々なことを検討している。新しい興味深いアイデアを売り込んでくる人たちがたくさんいる」とスチュアート・プリングルは BBC Radio 5 Live に語った。「例えば、印刷会社はブンデスリーガの段ボール観客を真似することを提案してきた。これは素晴らしいアイデアであり、私は乗り気になっている」「我々が取り組んでいるのはエンターテインメント・ビジネスだ。ファンとの繋がりを保ちたいと思っている。ファンにできる限り深く関与してもらいたいと思っている。現代のデジタル時代では昔よりはそれが簡単にになっている」「ウェブサイトやソーシャルメディアなどでたくさんの取り組みを行っていくつもりだ。一方で、ビデオウォールや段ボール観客で客席を飾るなど、実際にファンに関わってもらう方法があるのであれば検討するつもりだ。あらゆる可能性を調査していく」今週スペインのサッカーリーグであるリーガ・エスパニョーラが再開。テレビ放送で観客席はスポンサーロゴや観客を模したモザイク調のデザインがデジタル処理で入れられ、試合中にはバーチャルの完成がプレイに合わせて流され、実際に観客が入っているときと同じような雰囲気を作り出していた。