シルバーストンは、今年のF1イギリスGPで起こった交通問題を避けるために、交通アクセスとインフラに改善を施すことを発表した。今年、F1イギリスGPは、大雨が降った影響でサーキット周辺の駐車場が冠水し、シルバーストン側が一般駐車場のパスをもつファンに予選日を避けるよう呼びかけるなど混乱が生じた。結果的に、主催者は100万ポンドに上るチケット代の返金を強いられた。
シルバーストンは、2013年に向けて舗装された駐車場の増設、キャンプサイトの拡張、シャトルサービスの強化などを実施することを発表した。シルバーストンの最高経営責任者リチャード・フィリップスは、2012年の経験から学んだと述べた。「10年以上、ファンはイギリスGPでのサーキットの出入りにほとんど、または全く問題を抱えていなかったので、今年の問題を正しく捉えることが重要だ」「そうは言っても、今年のイベントで金曜日に起きたトラフィックの問題と、土曜日に多くのファンに自宅待機を依頼したことは決して理想的なことではなかった」「今年の経験から学び、今後どのような天候にも対応するために設備を整え、その手段を講じている」F1イギリスGPの週末は前代未聞の大雨に見舞われたが、決勝レースが行われた日曜日には12万7千人の観客がサーキットを訪れた。