ブリヂストンは、F1カナダGP、イギリスGP、ヨーロッパGPのタイヤ配分を発表した。ブリヂストンは、各3戦でも2つのタイヤ間のコンパウンドを離すというコンセプトを維持。カナダGPとヨーロッパGPではスーパーソフトとミディアム、イギリスGPではソフトとハードの組み合わせが持ち込まれる。
浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)「カナダGPとヨーロッパGPは公道を使用するため路面が滑りやすく、グリップの良さが重要になります。いずれも定期的にレースで使用するサーキットではないので、走行開始直後の金曜日には私たちが用意するスーパーソフトとミディアムコンパウンドのアロケーションでも硬いと感じるでしょう。しかし決勝が開催される日曜日までにはコースにラバーが乗って路面の改善が進みますから、グリップ力の高いスーパーソフトと耐久力の高いミディアムの組み合わせが効果を発揮するはずです。イギリスGPが開催されるシルバーストン・サーキットはこれまでも全レースの中で最も厳しいサーキットでしたが、新しいレイアウトはいっそう過酷なものになっています。新しいストレートは平均時速が速くなり、1周を通じて急減速と急加速を繰り返します。いつもどおり、私たちは慎重にタイヤの温度と摩耗を観察することになるでしょう。このコースではハードコンパウンドであってもグレーニングが発生すると予想していますが、ソフト、ハードコンパウンドの組み合わせによってエキサイティングなレース展開になると考えています」2010年 F1 タイヤコンパウンド第1戦 バーレーンGP スーパーソフト&ミディアム第2戦 オーストラリアGP ソフト&ハード第3戦 マレーシアGP ソフト&ハード第4戦 中国GP ソフト&ハード第5戦 スペインGP ソフト&ハード第6戦 モナコGP スーパーソフト&ミディアム第7戦 トルコGP ソフト&ハード第8戦 カナダGP スーパーソフト&ミディアム第9戦 ヨーロッパGP スーパーソフト&ミディアム第10戦 イギリスGP ソフト&ハード
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