ブリヂストンが、2009年F1イタリアGPの予選を振り返った。モンツァで開催されたイタリアGP予選は、ブリヂストンのソフト・タイヤを装着したルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)が今季2度目のポールポジションを獲得した。ハミルトンは、激しい接戦の予選セッション終了直前に1分24秒066を記録。フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが2位。また、スーティルは、ソフトのブリヂストン・ポテンザタイヤを使って午前中のプラクティス・セッションの最速タイムを記録している。
浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)今日の走行のポイントを教えて下さい。「今日の予選は、興味深いリザルトとなりました。Q3のラップタイムの違いは、明日のレースの燃料戦略が異なっている為でしょう。Q3を除く今日1日を通したタイムは非常に接近していました。これは、ここモンツァで選手たちがタイヤの性能をうまく引き出しているということです。今年2度目のポールポジションを獲得したルイス、フロントローを獲得したエイドリアン、そして、F1カムバック早々に予選トップ10入りを果たしたヴィタントニオ・リウッツィにお祝いを申し上げます」明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?「今週末は、ソフトとミディアムの両方のポテンザタイヤがここモンツァで素晴らしい性能を発揮していますので、レースでも懸念点はないと思います。グレーニングも見られませんし、ブリスターも発生していません。これは、様々な戦略のオプションが考えられるということです。1ストップ戦略も可能ですので、この戦略が使われれば興味深いレースとなるでしょう」