ブリヂストンが、F1日本GPの決勝レースを振り返った。FIA F1世界選手権第16戦日本GP決勝は、ミディアム・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略を使ったフェルナンド・アロンソ(INGルノーF1チーム)がスリリングなレースの優勝を飾った。アロンソに5.284秒遅れてフィニッシュラインを越えたのは、アロンソと同じタイヤ戦略で戦ったBMWザウバーF1チームのロバート・クビサ。キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)も同じ戦略で3位入賞を果たした。
今日の最速ラップタイムは55周目にミディアム・タイヤでマッサが記録した1分18秒426。次のF1グランプリは来週末のシノペック中国GP。ブリヂストンのハード及びミディアム・コンパウンドのポテンザタイヤが使われる予定だ。荒川詔四 ブリヂストン 代表取締役社長「見事優勝を飾ったフェルナンド・アロンソ選手に心からお祝い申し上げます。ブリヂストンが日本GPに特別に用意したMAKE CARS GREEN TYREが、素晴らしいレースを足元からしっかり支えることができたことを誇りに思うと同時に、エコドライブの輪が広がったことを非常に嬉しく思っています。ブリヂストンは引き続き、公式タイヤサプライヤーとして全チーム・全ドライバーを全力でサポートするとともに、MAKE CARS GREENキャンペーンをグローバルに展開していきます。」浜島裕英 ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長「今日は非常にエキサイティングなレースでした。1周目の混乱を生き残り、戦略でも激しくプッシュして2戦連続の優勝を果たしたフェルナンド・アロンソとルノーにお祝いを申し上げます。また、2位争いのバトルで我々を楽しませてくれたロバート・クビサとキミ・ライコネンにも感謝しなければならないでしょう。路面にはラバーが充分にのっておらず、今日はほとんどのドライバーがミディアム・コンパウンドで各自の最速ラップタイムを記録しました。どちらのコンパウンドも富士で大体期待していた通り性能を発揮しました。Make Cars Green タイヤのラインのおかげで摩耗の特徴がはっきりと確認できました。ファンの皆さんにとっても新しい面白い見どころになったと思います。エイドリアン・スーティルのタイヤに関しては、パンクがあったようです。データではタイヤがパンクする前にすでに空気圧が下がっていますので、路面の破片のせいかもしれません」
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