昨年末でトロロッソ・ホンダのF1シートを喪失したブレンドン・ハートレーだが、2019年は多忙なスケジュールをこなすことになりそうだ。先週、ブレンドン・ハートレーは、フェラーリF1チームのシミュレータードライバーに就任するとともに、ジェンソン・バトンの代役としてSMPレーシングからFIA 世界耐久選手権(WEC)の2レースに参戦することが発表された。
上記の2つの活動に加え、今季はさらに今年12月にスタートする2019/20シーズンのフォーミュラE参戦にむけて準備を進めているポルシェでマシン開発にも協力することになる。「ここ数日でいくつか発表があったけど、SMPレーシングとWECの次の2ラウンドでレースして、シミュレータードライバーとしてフェラーリのF1世界選手権をアシストすることになった」とブレンドン・ハートレーは自身のTwitterでコメント。「そでにまだ僕はポルシェと一緒にいて、フォーミュラEの開発の一員でもある。カレンダーは満杯だ」ポルシェは、フォーミュラEのワークスチームの1人目のドライバーとしてニール・ジャニと契約。2019年の早い時期からサーキットテストを開始する予定としている。フォーミュラEは、車両とバッテリーユニットは全てのチームで標準化されているが、パワートレインの全てのコンポーネントはポルシェ社内で個別に開発されている。この中では、電気モーター、インバーター、ギアボックス、ディファレンシャル、ドライブシャフト、リアアクスルに接続する構造およびサスペンションコンポーネント、冷却システム、およびECUがロードカーに関連するエレメントとなる。