トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、自分がF1シートを喪失するという噂に“驚いている”と語る。2週間前のスペインGPからブレンドン・ハートレーがトロロッソ・ホンダのシートが喪失するとの噂が流れ始め、一部では今週末のモナコGPが最後のレースになるとも報じられている。
実際、ブレンドン・ハートレーは、ダニール・クビアトの放出とカルロス・サインツのルノー移籍によって昨シーズン後半にトロロッソに加入して以降、パフォーマンスを発揮できずにいる。相対的にチームメイトのピエール・ガスリーにパフォーマンス面で劣っているだけでなく、中国GPでの同士討ちやスペインGPのFP3の単独クラッシュなどのミスもブレンドン・ハートレーの評価を下げる要因となっている。しかし、ブレンドン・ハートレーは、モナコGPがトロロッソ・ホンダでの最後のレースになるとの噂を否定している。「それを聞いて驚いたよ。僕には契約がある。本当に驚いたよ」とブレンドン・ハートレーは Crash.net にコメント。「F1では常に多くの噂があるし、ドライバーとしてはあまりそのようなものは読まない方が得策だ」「自分がチームプレイヤーであることはわかっているし、舞台裏で非常に懸命に作業している。自分にもっと実力があることはわかってる」「人々はF1でかなり短い記憶しか持っていないときがあると思う。状況はあっという間に過ぎていくし、1週間で完全に違ったストーリーになっていることもある」「多くの批判家がいるけど、ドライバーとして最大の批判家は自分自身だ」噂では、ブレンドン・ハートレーのパフォーマンスにレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコの忍耐は限界に達しているとされ、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフが契約ドライバーであるパスカル・ウェーレインを売り込んでいるとも報じられている。ブレンドン・ハートレー解雇の噂について質問されたヘルムート・マルコは「現時点ではそのような意向はない」と答えた。