ブレンドン・ハートレーは、ホンダが新しいF1エンジンパートナーになってからトロロッソ内の雰囲気が良くなっており、チーム内には“リアルなチャンスの感覚”が広まっていると語る。ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダの最終日のテストを担当。カタロニア・サーキットで156周を走り込み、トラブルはあったものの、ポジティブなカタチで新生トロロッソ・ホンダ初のプレシーズンテストを締めくくった。
トロロッソ・ホンダは、8日間で合計822周を走行。メルセデス(1040周)、フェラーリ(929周)に次ぐ信頼性の高さをみせた。ホンダF1は過去3年間のマクラーレン・ホンダ時代とはまったく異なる素晴らしいプレシーズンテストを過ごした。昨年、ルノーのF1パワーユニットを搭載したトロロッソは、最終戦でワークスルノーにコンストラクターズ選手権6位の座を奪われている。ブレンドン・ハートレーは、ホンダF1とのワークス契約がトロロッソに楽観的な感覚をもたらしていると語る。「チームにとって厳しいシーズンの終わり方だった」とブレンドン・ハートレーはコメント。「僕たちにいはポイントにチャレンジするためのパフォーマンスがなかったし、ルノーにいコンストラクターズ選手権6位を奪われた。でも、ホンダとのパートナーシップはシーズンにむけてリアルにチャンスの感覚をもたらしている」「全員が気合を入れているし、ポジティブだ。トロロッソは昨年本当に力強いスタートを切ったし、シーズン中に発展できるように舞台裏で多くの変更が行われてきた」「トロロッソの最初の簡単な説明では、メルボルンは厳しいかもしれないとのことだったけど、実際、テスト日を終えてみて、自分たちの期待を上回っているし、僕たちは間違いなくポイント争いに絡めると思う。シーズンを通してクルマを改善し続けていけるという本当にポジティブな雰囲気がある。まずはメルボルンでポイントを獲得しなければならない。それが目標だ」ブレンドン・ハートレーは、ミッドフィールドがいかに接戦になりそうかを考えれば、上位チームにトラブルがあった場合にそれを最大限に生かせるポジションにいて、序盤戦にポイントを積み重ねておく必要があると考えている。「最後のポイントを賭けた戦いは本当に激しい。もちろん、上位勢にクラッシュや信頼性トラブルが発生することもあるし、5番手から10番手、もしくはさらに高い位置を獲得できるときもあるかもしれない」去年、トロロッソは4位になったし、僕たちは実際にレースに勝ったこともある。機を見ていかなければならないし、獲得できるときにそれらのポイントを獲得しなければならない。ミッドフィールドのバトルはとても激しい」「3チームがチャンピオンを争うことになるのは間違いないけど、最後の4つのポイント順位を賭けたミッドフィールドのバトルは本当に厳しい。でも、僕たちはその戦いに絡んでいけると思っている」