ブレンドン・ハートレーは、自分をトロ・ロッソのF1ドライバーに即時起用するという“リスク”を冒してくれたレッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコに深い尊敬の念を抱いていると述べた。2度のWECチャンピオンであるブレンドン・ハートレーは、ルノーに移籍したカルロス・サインツに代わってF1アメリカGPでレースに起用されたことは本当に驚きだったが、おかげで最終4戦で自分を印象付ける機会を得ることができたと語る。
ブレンドン・ハートレーは、ポルシェがWECから撤退することがわかり、F1ハンガリーGPの時期にヘルムート・マルコと話をしたが、当初はテストもしくはシミュレーターの役割に傾いていたと語る。「テストをすることなく、もしくは、僕にそれができるという確信を得ることなしに彼らが僕をすぐにグランプリに起用するなんて思っていもなかった」とブレンドン・ハートレーはコメント。「リスクを冒して、僕がその仕事をすることをできると信頼してくれたヘルムートと関係者の全員に大きな称賛を尊敬の念を抱いている」「彼らはWEC、LMP1から多くの分析をしたと思うし、それはまたWECのレベルが高く、尊敬されていることを示している」「ハンガリーGPの前くらいにヘルムートに連絡した。その時は自分が今年F1でデビューして、来年も走ることになるなんて考えていなかった。でも、テストをしたり、シミュレータードライバーになる機会があって、そのような全てのことで、分を再び証明できるかもしれないと思っていた」ブレンドン・ハートレーは、参戦した4戦すべてでグリッド降格ペナルティを科せられ、メキシコとブラジルではメカニカルトラブルに見舞われたが、トロ・ロッソがホンダとのパートナーシップを開始する2018年のドライバーとしてF1契約を確保した。トロ・ロソは、ホンダのパワーユニットの進歩に役立つことが期待されており、WECでチャンピオンに輝き、ル・マン24時間レースを制したポルシェでのブレンドン・ハートレの開発能力が意思決定に大きな影響を与えられたと考えられている。