FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングが、F1ブラジルGPのドライバー記者会見にセバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンとともに参加することになった。セバスチャン・ベッテルは、F1メキシコGPでコースオフしたにも関わらず順位を譲らなかったマックス・フェルスタッペンに激怒。ペナルティを検討していたチャーリー・ホワイティングに対して無線で放送禁止用語で「うせろ!」と暴言を吐いた。
その後、セバスチャン・ベッテルには10秒加算ペナルティが科せられている。この件を重く受け止めたFIAは、セバスチャン・ベッテルへのさらなる厳罰を検討したが、セバスチャン・ベッテルは表彰台セレモニー後に個人的にチャーリー・ホワイティングに謝りに行くともに、FIA会長ジャン・トッドとホワイティングに謝罪の文書を送付。FIAはセバスチャン・ベッテルの謝罪を受け入れ、処分を行わないこととした。現地時間11時に行われる木曜記者会見には3人とともに、マックス・フェルスタッペンの防護ドライビングに否定的だったダニエル・リカルド、最後の母国レースとなるフェリペ・マッサ、そして、タイトルを争うニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが参加する。FIAによると、チャーリー・ホワイティングの参加は、F1メキシコGPについて議論をすることが目的であり、記者会見の後半にのみ参加するという。関連:セバスチャン・ベッテル、暴言による懲戒処分を免れる