バルテリ・ボッタスは、メルセデス時代にチームメイトとして過ごした経験から、“全盛期”のルイス・ハミルトンについて「史上最高」と評した。2017年から2021年までハミルトンとコンビを組んだボッタスは、F1史上屈指の成功期を内部から見てきたドライバーの一人だ。ニコ・ロズベルグの電撃引退後にメルセデスへ加入したボッタスは、タイトル争いではハミルトンに及ばなかったものの、コンストラクターズタイトル獲得に大きく貢献した。
「裏では誰よりも努力していた」レイチェル・ブルックスの新著『F1 Racing Drive』の中で、ボッタスはハミルトンについて次のように語っている。「このスポーツはドライバーだけじゃなくマシンも重要だから、評価するのは難しい。でも、僕が間近で見てきた限りでは、“全盛期のルイス”は史上最高だと思う」ボッタスは特に、ハミルトンの舞台裏での姿勢が世間のイメージとは大きく異なっていたと強調した。「彼のコミットメントだね。ほとんどいつもパドックを最後に出るのはルイスだった」「裏では、人々が想像していた以上にずっと努力していた。少なくとも当時はそうだった」「ファクトリーでの仕事の日も、彼は質問を止めなかったし、常に人々をプッシュしていた」さらにボッタスは、華やかな私生活ばかりが注目されるハミルトン像にも言及した。「レースウイークが終わって家に帰ったら、パーティーをして友達と遊んでいると思われていたかもしれない。でも実際には、次にどう勝つかをボノと電話で話していることが多かった」“最高のチームメイト”としての関係性一方で、ハミルトン自身も過去に“お気に入りのチームメイト”としてボッタスの名前を挙げている。2023年にスカイスポーツで、ハミルトンは次のように語っていた。「バルテリとは本当に楽しかった。長年一緒にいて素晴らしい関係だったし、彼は僕を倒したいと思っていたけど、本当の仲間意識があった」「お互いに常にリスペクトがあったし、駆け引きもなかった。真っ向勝負だった」「一緒に移動もしたし、本当に良い友情を築けたんだ」フェラーリ移籍後も続く“ハミルトン評価”2026年シーズンのルイス・ハミルトンには、フェラーリ移籍後の苦戦によって厳しい視線も向けられている。しかし、最も近くで彼を見てきたボッタスの証言は、ハミルトンの強さが単なる才能だけではなく、徹底した準備と執念によって支えられていたことを改めて示している。近年はマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリら新世代の台頭が注目される一方で、“全盛期のハミルトン”を知るドライバーたちは、なお別格の存在として評価し続けている。
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