バルテリ・ボッタスは、2025年にメルセデスに復帰するという噂が絶えないが、1年契約での復帰は「自分にはあまり意味がない」と改めて述べた。7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが2025年にフェラーリに移籍することが決まった今、メルセデスは来季のシートが1つ空くことになる。その空席にバルテリ・ボッタスの名前が候補に挙がっている。
メルセデスF1のチーム代表であり、3分の1のオーナーであるトト・ヴォルフは、チームが「改革」したいと宣言しており、現在フォーミュラ2で戦っているジュニアチームのスター、アンドレア・キミ・アントネッリは、ヴォルフのビジョンに「間違いなく」含まれる。しかし、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップからステップアップしたF2でルーキーシーズンを奮闘するアントネッリは、来季のF1参戦準備が整わない場合、2017年から2021年の間にメルセデスで10回のグランプリ優勝を果たしたボッタスが後任候補として噂されている。元ハースF1のチーム代表ギュンター・シュタイナーは、ポッドキャスト『The Red Flags』に出演した際に、メルセデスの一時的なオプションとしてボッタスをほのめかした。また、カナダGPでSky F1の解説者を務めた1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴは、ボッタスが2025年のF1に1年契約でメルセデスに戻る「予感」があると語った。バルテリ・ボッタス、1年契約でメルセデスが復帰することに反対バルテリ・ボッタスの2026年からアウディとなるザウバーでの長期的将来は不確かだが、バルテリ・ボッタスはすでにそのメルセデスF1移籍の見通しに否定的であり、メルセデスが複数年契約を提示しなければ、復帰を検討しないだろうと語る。メルセデスへの復帰に興味があるかと問われたボッタスは「1年契約よりずっと長い期間であればの話だけどね」と答えた。「1年契約なら、僕にとっては意味がない。でも、長期契約ならもちろん話し合いの余地はあるだろう」その会話から4か月が経ち、フィンランドの新聞『Iltalehti』がメルセデス復帰の噂を再び取り上げたが、ボッタスの姿勢は変わっていない。ヴォルフと話をしたかと尋ねられたボッタスは「話したよ。いい関係だ。でもメルセデスで1年だけというのは、僕にとってはあまり意味がない」と答えた。セルジオ・ペレスやアレックス・アルボンがそれぞれレッドブルとウィリアムズに留まり、ニコ・ヒュルケンベルグがザウバーに移籍するなど、2025年のF1グリッドは徐々に整いつつあるが、まだ完了すべきことはたくさんある。そしてボッタスは、2025年のF1からフェラーリでハミルトンの後任となるカルロス・サインツJr.をドライバー市場においてこれから倒さなければならない重要なドミノ倒しだと認識している。サインツにとって残された選択肢は、ボッタスのもう一つの元チームであるウィリアムズとザウバーのようだ。「それはサインツが何をするかに大きく左右される」とボッタスは認めた。「そうすればドライバーズマーケットに多くの要素が加わるだろう」「チームはそれを待っている。だからまだ何も決断していない」「そして、僕自身にもっと情報が入りそうだ。僕の住所に変更があるかどうか、興味深いところだ」
全文を読む