バルテリ・ボッタスはF1屈指の強烈なキャラクターを持ち、冷静な性格と豊富な経験が融合した、どのチームにとっても信じられないほど堅実なドライバーだ。今季は不本意なスタートとなり、昨年のこの時期よりも大幅にポイントを減らしているが、メルセデスF1チームでのマシン開発経験はチームをミッドフィールドの頂点に戻すのに役立つだろう。
2013年に23歳という若さでF1に参戦したフィンランド人ドライバーは、今やグリッド上で最も経験豊富なドライバーの1人であり、40代に近づいてもそのキャリアを続けることを見据えている。『GiveMeSport』の取材に応じたボッタスは、いつまで現役を続けられるかについて、2030年まで続けたいという意欲を見せている。「F1であと10年というのは長く聞こえるけど、40歳近くまでなら問題ない。なぜなら、自分自身をケアし、内なる炎を持っていれば、パフォーマンスを発揮できることは証明されているからね。僕は33歳で、40歳まで7年ある」とボッタスはコメント。現在のF1では、ドライバーたちが30代になっても体をいたわりながらレースを続けている。「ミカ・ハッキネンのように30代でリタイアしたドライバーを見ればわかるだろう。昔はもっと危険なスポーツだったと思う」「これはおそらく『もう十分だ』と言っていた過去のドライバーにとってはそれが問題の一つだったと思う。家族がいると安全のことを考えるだろうけど、最近では安全性が大幅に改善されている」ボッタスの現在の契約は2024年末で切れるが、アウディは間もなく彼が所属するアルファロメオの買収を完了させる予定だ。フィンランド人ドライバーの居場所はドイツチームにあるのだろうか?バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム)