メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1エミリア・ロマーニャGPでの高速クラッシュは“明らかに”ジョージ・ラッセルに責任があると感じていると語る。8番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスは、レース前半に順位を落とし、31周目にジョージ・ラッセルからプレシャーを受けていた。そして、ラッセルがタンブレロへのアプローチでボッタスに追い抜きを仕掛けたとき、両者は衝突し、高速でウオールにぶつかり、W12とFW43Bは大破した。
リプレイ映像では、バルテリ・ボッタスがジョージ・ラッセルの外側にあまり多くのスペースを与えていなかったことを示しており、ラッセルはボッタスが責任があると信じている。クラッシュ後、ラッセルはマシンから飛び降りて、ボッタスに向かいヘルメットに平手打ちを食らわしボッタスはそれに中指を立てて返した。クラッシュの結果、レースは赤旗中断となった。バルテリ・ボッタスは、恐ろしい事故の責任は完全にジョージ・ラッセルにあるとの見解を語った。「ストレートで早めに彼が見えて、彼が右に動いたことに気付いた」とバルテリ・ボッタスは記者団に語った。「僕が見たリプレイでは、僕はずっとそこに2台分のスペースを残していた。でも、彼は明らかにそれを失って僕にぶつかってきた。それでゲームオーバーだった」「明らかに彼のミスだったのし、彼が何をしていたのか分からない」「彼には不満を抱いているよ。でも、実際にはそんな感じだ」ジョージ・ラッセルは、レース後にソーシャルメディアを利用して、時間をかけて落ち着いて考えをまとめたが、それでもバルテリ・ボッタスが責任を負うべきだという信念を固く信じている。「僕は元気だ。とにかくがっかりしている。結局のところ、あれは不運な事件だった」とジョージ・ラッセルは書いた。「自分のポジションを守る権利はある。でも、330kphでは、スピードと状況を尊重する必要がある」「チームのために腹立たしく思う。今日はもっと良い結果を出すにふさわしかった」