メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、外部がジョージ・ラッセルへの期待を高めるなかで通算16回目のポールポジションを奪取。自分のことだけに集中していたとし、「最高の予選ではなかったけどね」と付け加えた。新型コロナウイルスの感染したルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスF1は秘蔵っ子であるジョージ・ラッセルを起用。金曜日にラッセルが両方のセッションでトップタイムを記録して見出しを飾り、2022年のシートを賭けた“シュートアウト”だとする声もあった。
初日は気負っていた部分を感じられずにいられない走りだったバルテリ・ボッタスだが、土曜日に向けてしっかりと仕上げてきた。最終的に0.026秒の僅差ではあるものの、“新しいチームメイト”を破ってポールポジションを獲得して面目を保った。「ポールにいるのは良いことだ。うれしいよ。最高の予選ではなかったけどね。でも、それで十分だったので満足している」とバルテリ・ボッタスはコメント。「確かに新しいチームメイトがいて違った状況だったけど、準備はすべて自分のパフォーマンスに集中していたし、他のことにエネルギーを無駄遣いするようなことはなかった。なんとかそうすることができたと思っている」「昨日は個人的にかなりトリッキーだった」と両方のセッションでジョージ・ラッセルに上回られた初日を振り返る。「でも、今日はいい感じだった。マシンはより完成度が高かったし、ドライブしやすいと感じてチアので、プラクティス3ではラップ毎にビルドアップして、予選にむけて良いフィーリングを掴むことができた。最後に改善できたのかったことはちょっとがっかりだけどね。でも、僕はトウを得ていない唯一のマシンだった。ラップはそこまで良くはなかったし、最後の走行では改善することができなかったけど、ポールを獲得できたことに満足している」先週のF1バーレーンGPでルイス・ハミルトンに次ぐ2番グリッドからスタートしなければならかったバルテリ・ボッタスは、偶数グリッドからのスタートに苦戦して順位を落としており、このサーキットでポールポジションからスタートすることの重要性をしっかりと肌で感じていた。今週末の短いアウタートラックで、バルテリ・ボッタスは早い段階で後続を引き離して、今季3勝目を挙げられることを期待していると語る。「実際、レースがどうなるかはちょっと不明な部分がある」とバルテリ・ボッタスは語る。「他のマシンを追いかけるのはそれほど簡単ではなかったので、ポールからスタートできることを本当にうれしく思っている。でも、楽しいレースが見られるだろうね」メルセデスの2台はミディアムタイヤでフロントローからスタートする一方で、3番手のマックス・フェルスタッペンはソフトでスタートと戦略的にはメルセデスにアドバンテージがある。「戦略的にはチームとして素晴らしい立場にいると思う。ジョージがフロントローをロックしたのを見るのも良いことだ」「ジョージは本当に良い仕事をした、彼は本当にビルドアップしていたし、予選での進歩を見ることができたと言わなければならない。だから、チームとしてグリッド上でワンツーになることができて本当にうれしい。僕たちにとって大きな成果だ」
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