メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1サヒールGPの初日の両方のセッションで臨時のチームメイトであるジョージ・ラッセルに敗れた。“最高の一日ではなかった”と認めるボッタスだが、明日以降には自信をみせている。今週、メルセデスは新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンの代役としてジョージ・ラッセルを起用。W11の経験の差を考えれば、バルテリ・ボッタスが週末を通してリードすると考えられていた。
しかし、実際にはそうはならず、初日のセッションではジョージ・ラッセルが両方のセッションでトップタイムを記録。バルテリ・ボッタスはFP1を4番手、FP2は11番手と精彩を欠いた。だが、タイムシートの結果は、主にバルテリ・ボッタスがクリーンな計時ラップが出来なかったことに起因する。FP1では早い段階でフロアにダメージを負い、FP2ではトラックリミット超過によって最速タイムが抹消された。バルテリ・ボッタスは、初日は自分にとって困難な一日だったと認める。「僕にとってかなりトリッキーな一日だった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「最初のセッションでは、最初の走行でマシンのフロアが壊れた。ターン8で縁石を越えたときに大きなピースを失ってしまった。FP1の残りの部分は少し無駄だった」「FP2はかなりOKだったと感じている。もちろん、ソフトタイヤでラップを入れることはできなかった。それないなラップが1つあったけど、トラックリミットのために抹消された。だから、あまり最高の一日ではなかった」「でも、少なくともロングランではかなり安定していた。ミディアムタイヤのレッドブルはかなり速そうに見えたけどね」通常であれば、バルテリ・ボッタスは金曜日のスペシャリストであり、土曜日にルイス・ハミルトンが優位に立つ前、ハミルトンを上回ることがよくある。ジョージ・ラッセルは、これまで予選でチームメイトに負けたことがない。今回、バルテリ・ボッタスはその対戦記録に直面するおとになるが、クリーンエアを得ることができれば、負けることはないと自信を持っている。とは言え、バルテリ・ボッタスはチームメイトだけでなく、レッドブル・ホンダとも戦わなければならないと予想する。「明日を見てみるつもりだ」とバルテリ・ボッタスは語る。「レッドブルは本当に競争力があり、ジョージは速いように見えた。予選のためにすべてをまとめるために僕の方がでやらなければならないことはまだかなりあるけど、そこまで悪くはない」「クリアなラップを得ることが非常に重要になると思る。F2は、予選の最後にどれほどトリッキーになるかの良い例を示したと思う。ギャップを優先する必要がある」
全文を読む