メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPで優勝。全てのラップをリードしての勝利だったが、チームメイトのルイス・ハミルトンからのプレッシャー、3回のセーフティカー、そして、“重大”なギアボックス問題といった“多くの弾丸”をかわす必要があったと語る。ポールポジションから好スタートを切ったバルテリ・ボッタスは、チームメイトのルイス・ハミルトンが3グリッド降格ペナルティによって2番手から5番手に下がったため、序盤はレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンを快調に引...
マックス・フェルスタッペンのリタイアの後、ルイス・ハミルトンが常にミラーに映っている状況のなか、ケビン・マグヌッセン、ジョージ・ラッセル、キミ・ライコネンのリタイアによる3回のセーフティカーによって後続との差がリセットされ、さらにメルセデスF1チームは両ドライバーにギアボックス問題にため縁石を回避するよう指示を出した。しかし、バルテリ・ボッタスは冷静さを保ち続け、キャリア8回目の勝利を収めた。「レースを通して明らかにかなりのプレッシャーがあった。1回目のセーフティカーは問題なかったけど、最後のセーフティカーが入ったときには『またかよ?』という感じだったね」とバルテリ・ボッタスは語る。「小さなミスをすれば、ルイスにリードを奪われてしまうような場面はたくさんあたった。今日の彼は本当に速かったけど、なんとか抑えることができたし、本当に僕サイドからレースをコントロールすることができた。これ以上のシーズンスタートはないね」メルセデスF1は、独自のリーグで戦っていることが明らかになったため、両帆のマシンのエンジン出力を下げるように指示していたが、その後、縁石、そして、赤と白のランブルストリップでさえ避けるという“重大”な指示が出された。「僕たちはマシンをかなり管理する必要があったし、実際に縁石はすべて使用することはできなかった」とバルテリ・ボッタスは語る。「ある段階では、大丈夫かどうか少し心配だったけど、両方のマシンがなんとかフィニッシュできて嬉しい。僕たちはチームの順位表をリードしているし、とても良いスタートだ」