メルセデスのバルテリ・ボッタスは、今年のF1アゼルバイジャンGPでの優勝で昨年のレース優勝を逃した失望感を“返済”できたと語った。昨年のF1アゼルバイジャンGPで、バルテリ・ボッタスはレースの大部分をリードしていものの、残り3周でデブリを拾ってタイヤがパンク。ルイス・ハミルトンに勝利を明け渡すことになった。
だが、今年のレースではその鬱憤を晴らすがごとく、ポールポジションから優勝。ドライバーズ選手権で首位に立つとともに、メルセデスは開幕から4戦連続で1-2フィニッシュを達成した。「上位ではそれほど多くのことは起こっていなかったとしてもタフなレースだった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「ルイスからずっとプレッシャーを受けていたし、ミスはできなかった。でも、正直、すべてをコントロールできていたし、チェッカーフラッグを見て、1位を手にできたことを嬉しく思っている」「勝利には多くの意味がある。僕たちはチームとして発揮しているパフォーマンスは驚くべきレベルだし、僕がその一員であることを誇りに思うといったとのはそれが理由だ」「本当に全員がパフォーマンスを発揮している。僕にとって5勝目にすぎないけど、良い気分だし、去年の借りを返すことができた」バルテリ・ボッタスはスタートでわずかに出遅れてルイス・ハミルトンとバトルをすることになったが、そこでリードを奪えたことが勝利の鍵だったと振り返る。「後ろからルイスに全力で攻撃されるのは決して簡単なことではないけど、僕にとって重要だったのは自分の走りに集中して、愚かなミスをせず、あまり力を入れすぎないようにすることだった。なんとかそれをまとめることができた」とバルテリ・ボッタスはコメント。「スタートが最も重要なポイントだったと思う。ルイスの方が蹴り出しが良かった。僕はオフラインにあまりに用心深すぎたかもしれないし、とにかくホイールスピンなどを避けようとしていた。それでターン1とターン2で少し防御しなければならないことになってしまった。でも、クリーンでフェアな素晴らしいバトルだったし、楽しかった」「ずっとルイスとのギャップを意識していたし、彼に合わせてプッシュしたり、セーブすることができた。そんな感じかな。ブルーフラッグのマシンがいたことえ多くを失ったときもあったけど、何度か助けになることもあった。そっちはいつだって歓迎だ。ジョージには感謝しているし、喜んでビールを奢るよ!」今年のタイトルはメルセデスの二人による戦いになると感じているかと質問されたバルテリ・ボッタスは「現時点ではそのように見えるけど、もちろん、シーズンは長いし、僕たちはチームとしてクルマだけでなく、全てのエリアで信じられないレベルでパフォーマンスを発揮している」とコメント。「まだシーズンは長いけど、僕たちはポイント面で十分なマージンを築いてリードしている。でも、まだ時期尚早だ。今はとにかく自分のチャンピオンシップに集中しているし、今のところ、ルイスが一番のチャレンジだ。でも、レースごとに進めていこうと思っている」関連:F1アゼルバイジャンGP 結果 | バルテリ・ボッタスが今季2勝目!