BMWがF1撤退を発表したが、スイス・ヒンウィルのBMWザウバーのスタッフの将来は、まだ決定していない。BMWは28日(火)の取締役会でF1撤退を決定し、翌日29日の記者会見で正式発表を行った。その短時間での決定は、チームが完全に閉鎖されるのか、他の会社に売却するかは決定していないことを意味する。
BMW開発部長のクラウス・ドレーガー博士は、慎重に状況を評価するとしている。「昨日決定したばかりの事項なので、これ以上の情報は現時点で発表できませんが、ヒンウィルやミュンヘンにおいてF1プロジェクトに携わっているスタッフの今後については、ベストを尽くして、複数の対処法を見出しながら解決していく所存です。私たちの責任が重大であることを自覚した上で、明確な声明がまとまり次第、スタッフ全員に告知する意向です」 昨年12月にはホンダがF1を撤退したあと、BMWはF1から撤退する2番目のチームとなった。BMWもホンダ同様、エンジンサプライヤーとしてF1に残ることはなさそうだ。ホンダのF1撤退発表後は、ロス・ブラウンに売却されるまで、ホンダF1チームの運命は何ヶ月間も未定だった。関連:BMW、F1撤退を発表
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