BMWは、F1復帰を検討しているとの報道を一蹴した。ホンダの2015年のF1復帰報道に続き、F1最高権威バーニー・エクレストンは、BMWがそう遠くない将来にF1に復帰するだろうと述べていた。しかし、BMWはそのシナリオを否定。モータースポーツ責任者を務めるイエンス・マルクアルトは、BMWはDTMとスポーツカー活動に集中することに満足していると述べた。
「バーニーが誰と話したのかはわからないが、我々は現在のプログラム、すなわりDTMに集中している」とイエンス・マルクアルトはコメント。「カスタマースポーツプログラムとしてのノルドシュライフとALMSでのGTスポーツカーでも我々は素晴らしい結果を出している」「他のカテゴリーを検討する意向はまったくない。我々がF1から撤退することを意思をもって決断した」「我々は、我々の顧客がBMWとして認めることに自分自身を方向付けている。このコンセプトを変える理由はない。現在、それは非常にうまく運営されている」BMWは、2000年から2009年までF1に参戦。2009年末に世界的な財政危機のあおりを受けてF1から撤退している。ホンダが、V6ターボエンジンへの切り替えを理想的なF1復帰の機会として捉えたが、イエンス・マルクアルトは、新しいレギュレーションはBMWにとって魅力的なものではないと主張した「何かに参入するためには良いタイミングが常にある。例えば、我々はDTMへの参戦するために適切な時期を選んだ。新しいレギュレーションへの移行期だった」「現在、F1は新しいエンジンレギュレーションがある。それはホンダには好都合だったし、注目を集めた。だが、我々は反応しなかった」
全文を読む