ジュール・ビアンキが7月17日(金)夜、入院先の病院で永眠した。享年25歳。 8月3日に26歳の誕生日を迎えるはずだったジュール・ビアンキ。2014年のF1日本GP決勝レースに雨の降るトラックでコースアウトし、作業していた重機と衝突。重い脳外傷を負ったジュールビアンキは、三重の病院で治療を受けた後、今年初めに母国フランスの病院に転院していたが、意識が戻らず膠着状態が続いていた。
ジュール・ビアンキの家族は、奇跡を願い、容体を見守っていたが、現地時間18日(土)深夜に悲しい知らせが届けられた。 「この知らせをお伝えしなければならないことはジュール・ビアンキの両親、フィリップとクリスティーヌ、姉メラニー、弟トムにとって悲痛ではありますが、F1日本GP開催中の鈴鹿サーキットで2014年10月5日に発生した事故後に入院していたニース大学付属病院で、昨夜、ジュールが永眠致しました」 「ジュールはいつも通り、最後の最後まで戦い続けましたが、本日、彼のバトルは終わりを迎えました。我々の悲しみはとてつもなく大きく、言葉では言い表せません」「たくさんの愛と、献辞を持って彼のケアにあたってくれたニースのCHUの医療スタッフの方々には心から感謝申し上げます。そして事故直後にジュールの治療にあたってくださった三重県立総合医療センターのスタッフの方々をはじめ、過去数カ月に渡ってジュールの治療に携わってくださった医師の皆さまにも感謝申し上げます」 「さらに、ジュールの仲間たち、友人、ファン、この数カ月を通してジュールに愛情を注いでくださった皆さまに深く感謝しています。皆さまの思いは、私たち家族にとってとてつもない強さとなり、非常に難しい時間を過ごす中で大きな助けとなりました。数多くのメッセージを頂き、ジュールが世界中の大勢の皆さまにどれだけ愛されていたかを実感しました」 「私たちはジュールを失った現実と向き合っています。どうか家族のプライバシーを尊重してくださるようお願い申し上げます」
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