ジュール・ビアンキは、フランスの病院で継続したリハビリテーション治療を受けている。昨年のF1日本GPでクラッシュし、びまん性軸索損傷と診断されたジュール・ビアンキは、11月に三重の病院から母国フランスの病院に転院。医学的な昏睡状態は解かれ、自発呼吸をしているが、いまだ意識不明の状態が続いている。
元F1ドライバーのゲイリー・ハーシュタインは、ジュール・ビアンキの処置プロセスについて説明した。ゲイリー・ハーシュタインは、筋肉と手足の柔軟性を保つリハビリを行っているという。「忘れないでほしい。我々の柔軟性、そして、我々の筋肉の状態のさらに大きな部分は脳からの信号によるものだ。それはそれらの成長を維持し、代謝状態を維持するのに役立つ。それらの信号がない場合、外部的な実用運動プログラムが重要だ」とゲイリー・ハーシュタインは公式ブログで説明。また、そのようなリハビリは特に運動を制限された患者には、体の痛みを防ぐためにも重要だと述べた。また、自発呼吸をしている現在、肺のリハビリも重要だとゲイリー・ハーシュタインは述べた。肺のリハビリは分泌物を吐き出し、きれいな状態にすることを助ける。しかし、脳のリハビリに関しては“効果的で根拠に基づく技術”があるかどうかはわからないとゲイリー・ハーシュタインは述べた。