ジュール・ビアンキは、今シーズン示している印象的なペースがフェラーリでの未来に繋がるかもしれないとの推測を否定していない。フェラーリの若手育成プログラムの精鋭であるジュール・ビアンキは、次世代のフェラーリドドライバーと目される一人。フォース・インディアでのF1デビューを逃したジュール・ビアンキだが、土壇場でスポンサー問題を抱えたルイス・ラジアに代わってマルシャのシートを獲得。序盤戦のパフォーマンスは周囲を驚かせている。
オーストラリアGPとマレーシアGPの後にフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリと話をしたかと質問されたジュール・ビアンキは「僕はフェラーリのドライバーアカデミーの一員なので、今でも彼らと話している。彼らは僕がやっていることを見守ってくれている」と述べた。「でも、余計なプレッシャーは望んでいない。今はマルシャのメンバーだ。彼らのために良い仕事がしたいし、どうなるかはそれからだ」だが、フェラーリのシートが最終的なゴールなのではとの質問に「すでにアカデミーで彼らと契約しているし、そのことは僕たちの頭にある。将来的に何かしたいと思っているのは確かだ」とジュール・ビアンキはコメント。「でも、どうなるかわかるのはまだ先のことだ。まだたった2レースしか終わっていないし、これから17戦が控えている。様子をみてみよう」「まずはこのレベルを維持して、そこから改善していかなければならない。来年になればわかるだろうけど、来年もマルシャに残ることができれば嬉しいだろうね」 ジュール・ビアンキのマネジャーを務めるニコラ・トッドは、現フェラーリドライバーのフェリペ・マッサのマネジメントも担当している。ジュール・ビアンキは、フェラーリから招集がかかった場合、トップチームで走る準備はできていると主張した。 「F1では全員が世界最高のドライバーの一人だし、フェラーリのようなトップチームにも飛び込めるはずだ。若手のときには経験が必要だけど、良いレースをしていれば、そのチャンスに値すると示すことができる」
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