ジュール・ビアンキは、今年チームメイトのマックス・チルトンを倒すことよりも、チームをグリッド上位に導くことに焦点を置いていると述べた。土壇場でのシート獲得となったジュール・ビアンキは、開幕戦を前に1日半しかマルシャ MR02に乗れていないが、逆にマックス・チルトンはチームメイトがはっきりしないなか、テストで多くのマイレージを走り込んでいる。
だが、ジュール・ビアンキはマルシャをグリッドの最後尾から脱出させることを最も重視していると語る。2013年の目標について「もちろん、僕たちはいつだって速く走ろうとするものだ。でも、それはチームメイトを倒すためだけではなく、クルマを良くして他チームを倒すためでもある」とジュール・ビアンキはコメント。「僕たちは最善を尽くそうとしている。それを待ちたい」ジュール・ビアンキは、この冬フォース・インディアのレースシート候補にも挙がり、2台の2013年F1マシンを体験した唯一のドライバーとなっている。フォース・インディアと比較したマルシャの感想を聞かれたジュール・ビアンキは「改善を目指しているけど、時間が必要だ。メルボルンではちょっと大変かもしれない。でも、シーズン中には大きく改善するはずだ」