2025年F1ベルギーGP決勝で優勝を果たしたオスカー・ピアストリは、F1史上1シーズンで最も多くの勝利を挙げたオーストラリア人ドライバーとなった。歴代のオーストラリア人にはより多くの通算勝利や世界タイトルを持つ者もいるが、1シーズンの勝利数では誰もピアストリに敵わない。以下はベルギーGPにまつわる注目の記録のまとめ。
■ ピアストリは今週末、スプリントとグランプリの両方でポイントを獲得し、ドライバーズ選手権でのリードを広げた。■ ピアストリの連続ポイント獲得記録はこれで31戦となり、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンを除けばF1史上最長。■ 今回の勝利でピアストリは今季6勝目を挙げ、1シーズンにおけるオーストラリア人ドライバー最多勝記録を更新。■ マクラーレンにとってはスパ・フランコルシャンで通算13勝目。前回の勝利は2012年のジェンソン・バトン。■ ランド・ノリスが2位に入り、マクラーレンは今季6度目のワン・ツーフィニッシュを達成。これは1988年にアラン・プロストとアイルトン・セナが記録した10回以来の最多。■ ノリスにとっては、スパでのグランプリにおけるキャリア初のトップ4フィニッシュ。■ フェラーリのシャルル・ルクレールは3位でフィニッシュ。これでスパでは3年連続で3位表彰台となった。■ 今季の表彰台獲得数でルクレール(5回)を上回るのはピアストリ(11回)とノリス(11回)のみ。スパで3年連続の3位表彰台となったシャルル・ルクレール。■ レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2年連続でスパを4位で終えた。■ フェルスタッペンは直近6戦で表彰台に上がったのは1回のみ(カナダGPで2位)。■ メルセデスのジョージ・ラッセルは5位。カナダGPで優勝して以来、トップ4フィニッシュはない。■ ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは6位。これは今季4回目のトップ6フィニッシュ。■ ウィリアムズにとっては、フルレングスのベルギーGPとしては過去10年間で最上位(前回は2015年にフェリペ・マッサが6位)。■ ルイス・ハミルトンはピットレーンスタートから7位でフィニッシュ。所属はフェラーリ。■ リアム・ローソンはレーシングブルズから出走し8位。これは直近3戦で2度目のトップ8フィニッシュ。■ キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトは9位でフィニッシュ。キャリア2度目の入賞。■ これはザウバーにとって、2018年にマーカス・エリクソンがスパで得点を挙げて以来のスパでのポイント獲得。9位でフィニッシュしたガブリエル・ボルトレト。キック・ザウバーにとっても価値ある結果となった。■ アルピーヌのピエール・ガスリーは10位で、最下位のコンストラクターにありながら2戦連続のポイント獲得。■ ハースのオリバー・ベアマンは11位でフィニッシュ。これで4戦連続の11位となり、1位を除く同一順位での最多連続記録に並ぶ。■ キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは12位。これは彼にとってスパでのベストリザルトとしては2019年以来。■ メルセデスのキミ・アントネッリは16位。直近7戦でポイントを獲得したのは1戦のみ(カナダGPで3位)。■ 今季のレースで全ドライバーが「完走扱い」となったのは、日本GPに続いて今季2度目。