2025年F1ベルギーGPの予選では、ランド・ノリスが今季4度目のポールポジションをスパで獲得し、チームメイトを僅差で退けてマクラーレンがフロントローを独占。角田裕毅がQ3進出を果たす一方で、ルイス・ハミルトンがQ1敗退と明暗が分かれる展開となった。以下はスパ・フランコルシャンでの予選で記録された注目のファクトとスタッツ。
■ これはマクラーレンにとって通算68回目のフロントロー独占であり、歴代2位タイ(フェラーリと並ぶ)。最多はメルセデスの82回。■ ノリスはマクラーレンにとってスパで12回目のポールをもたらした。これはフェラーリのサーキット記録(13回)に1つ差。■ マクラーレンがスパでポールを獲得するのは、ジェンソン・バトンが2012年にポール・トゥ・ウィンを達成して以来初。■ ノリス、ピアストリ、マックス・フェルスタッペンはいずれも今季4回目のポールポジションを記録。■ ピアストリは7戦連続でトップ3スタートを達成。このオーストラリア人ドライバーは、ポールポジションからの勝利と2番グリッドからの勝利が同数。■ シャルル・ルクレールは3番手。今季4回目のトップ3スタートとなった。彼のQ3最終ラップは、フェルスタッペンに対してわずか0.003秒の差だった。■ フェルスタッペンは4番手。彼はこれまでキャリアの中で10種類のグリッドポジションから優勝してきたが、スパではP4から勝った者はいない。■ これはフェルスタッペンにとって2021年以来のスパでの最高グリッド。直近3回はグリッドペナルティを受けていた。■ スパでのQ3において、フェルスタッペンが「最速」でなかったのは2020年以来初めて。マックス・フェルスタッペンは4番グリッドからのスタート。過去にスパでP4から勝利した例はない。■ アレクサンダー・アルボンは5番手。自身にとってスパでの自己ベストタイ(2020年レッドブル時代と同じ)であり、チームとしても2023年ラスベガス以来のベストグリッド。■ タイ人ドライバーにとっては今季8回目のQ3進出であり、昨年1年間の合計に並ぶ。■ ジョージ・ラッセルは6番手。Q3に進出したメルセデス勢の中で3番目に速いマシンということになった。■ ラッセルがスパで6番グリッドからスタートするのは2年連続。■ 角田裕毅は7番手。スパで自身初となるQ3進出を果たした。■ 角田裕毅は今週末、F1での通算100戦目を迎え、レッドブル昇格後としては自己最高グリッドからスタートする。■ アイザック・ハジャーは8番手。これはモナコ以来の自己最高グリッド。■ チームメイトのリアム・は9番手。直近3戦で2回目のトップ10スタート。■ ガブリエル・ボルトレトは10番手。Q1で一度敗退していたが、ルイス・ハミルトンのタイム削除によりQ3進出が認定された。■ エステバン・オコンとオリバー・ベアマンはハース勢としてQ3進出を逃したが、スプリントでは両者ともにSQ3進出およびポイントを獲得していた。■ オコンのP11は、ハースとしてスパでの決勝グリッドとしては2019年以来の最上位。■ ベアマンはこれで予選のチーム内対決でオコンに対して6勝7敗。アレクサンダー・アルボンは5番手。今季ベストの予選結果をマーク。■ ピエール・ガスリーは13番手。過去2年連続で12番手スタートだったが、今年は1つ下のグリッド。■ ニコ・ヒュルケンベルグは14番手。スパでの自己最高スタートは2019年以来となった。なお、彼は今季すべてのレースに出場しながら、一度もQ3に進出していない唯一のドライバー。■ カルロス・サインツは15番手。スプリントでは6番手だったが、グランプリ予選では9ポジション下げる結果に。■ ルイス・ハミルトンは16番手。Q1の最終アタックラップがトラックリミットにより削除されたため。フェラーリ勢としては2023年アブダビのサインツ以来のQ1敗退。■ ハミルトンは昨年アブダビで16番グリッドからスタートし、4位でフィニッシュしている。■ フランコ・コラピントは17番手。過去6戦で4回目のQ1敗退。■ キミ・アントネッリは18番手。オーストラリアでのデビュー戦以来となるQ1敗退。ただし今回のスパではスプリント予選(SQ1)でも敗退していた。■ アストンマーティン勢は2台揃ってQ1敗退。これはマイアミ以来で、マイアミもスプリント開催週だった。■ ランス・ストロールは20番手。今季9回目のQ1敗退で、今のグリッドで最多。
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