2023年F1第13戦ベルギーGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。予選はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季8回目となる最速タイムを記録したが、ギアボックス交換にとって6番グリッドまで降格が決定しており、決勝はシャルル・ルクレール(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)がフロントローに並ぶ。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はドライの走行ラインが一つしかない難しいコンディションで、とてもタフな予選だった。Q2のアタック1周目は途中でワイドに膨らんでしまったので中断したけど、その時に速度を落として走ったためタイヤの温度を少し下げてしまった。でも路面が急速によくなったおかげで、Q2はギリギリ突破することができた。Q3はリスクを取った最後のラップがうまくいって、ここでポールを獲得できてとてもうれしい。決勝はギアボックスの交換によるペナルティーで5グリッド降格となるけど、昨年はもっとペナルティーがありさらに後方からのスタートでしたし、今年はよいマシンが用意できているので優勝も可能だと思っている。ここからそう遠くない場所で育ったので、僕にとってベルギーは第2の故郷だ。雨の中の観戦は大変だったと思うけど、たくさんのファンが来てくれたことに感謝している」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「このようなコンディションに数レース前までかなり苦戦したし、ドライビングに懸命に取り組んできたことが報われたで、気分はいい。クルマに乗っていて本当に安心できた。Q3では、少し早めに終えることになってしまったかもしれないけれど、最終的にはリスクとリターンの勝負だから、イエローフラッグは避けたかった。今日の結果は良かったし、マックス(フェルスタッペン)の前でフィニッシュすることはできなかっただろう。日曜日のレースで彼が追い上げてくると予想しているし、チェコも混ざっている良いチャレンジになるだろう」3番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「どの予選にも課題はつきものだ。Q1はセッションを通して路面が乾くのに時間がかかり、Q2ではタイヤが温まりすぎてしったけど、Q3はうまくまとめることができた。今日は限界を見つけることが課題だったので、結果的に予選をトップ3で終えることができてよかった。スプリントレースに向けてクロスオーバータイムについてよいデータが得られたので、明日は忙しい日になりそうだ。決勝は、スタートでルクレール(フェラーリ)を抜けるよう、ベストを尽くして走る。長くてタイヤに厳しいレースになると思うので何が起こるかわからないけど、いいポジションからスタートできるので期待している」4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日の結果には満足している。絶えず乾いていたので、慌ただしいセッションだった。序盤はとても滑りやかったし、視界がチャレンジだった。周回ごとに乾いていくにつれて改善するので、それを最大化する必要があった。だからこそ、各セッションごとにピットレーンの最後で待っていたけど、チームは僕たちをそこに送り出し、クリアなコースを見つけるという素晴らしい仕事をしてくれた。おかげで気を引き締めて、自分が持っているものを最大限に高めることに集中できた。最終的に、僕たちはマックスからかなりの差をつけられたし、彼のラップはかなり印象的だった。とはいえ、僕たちはスタート地点に満足している。日曜日にはマックスが後ろにいるけど、目標は間違いなく表彰台を争い、前を行く人たちを追い詰めることだ。FFP1では誰もまともに走れなかったので、ロングランペースがそれなりであることを願っている。予選に向けてマシンをセットアップするのは、ちょっとした推測ゲームだった。マシンのフィーリングはとても良かったが、中盤のセクターで大きくタイムをロスしてしまった。これから戻って研究し、どこにタイムがあるか見ていく。できる限りの改善をして、残りの週末に全力を尽くすつもりだ。今のところ、いいスタートが切れている」5番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日はコンディションが変化するトリッキーな予選だった。出ていくたびに全く違う路面になっていた。Q1とQ2はなんとか順調に通過できたけど、Q3ではベストラップをまとめることができず、ターン8~9番手で順位を落としてしまった。日曜日は4番手からスタートするし、悪くはない。今週末は天気次第で何が起こるか分からないので、レースに向けて何ができるか考えてみるつもりだ」6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「予選6番手という結果にはそれなりに満足している。Q3にはもう少し余力があったと思う。その時点までは本当に速かった。最後のセッションかなり乾いていたし、それがF1マシンでスパでの初めてのドライラップだった。ある意味で、もう少しウェットのままでいてほしかったけど、全体的には悪くない。誰もがおそらくもう少し残っていると感じていると思うけど、日曜のグリッドはまずまずだし、そこから何ができるか見てみよう」7番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「タフなセッションだった。このようなコンディションではいつものようにトリッキーだ。トラックが濡れていたQ1の開始時にコースオフしてしまい、フロアに大きなダメージを負ってしまったがとても痛かった。チームはQ1終盤にマシンを戻すために素晴らしい仕事をしてくれたし、この状況下でクルマの能力を最大限に引き出すことができて良かった。Q2とQ3に進出できたことは、Q1の後ですでにポジティブなことだった。だから、全体的には最高の日ではなかったけど、僕たちはこの状況を最大限に活用できたと思うし、日曜日の7番手というスタートポジションを受け入れなければならない」8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ダイナミックなセッションだった。セッション全体を通してペースが上がらず、苦戦を強いられた。理由はわからない。いつもはウエットとドライの間の過渡的なコンディションが好きなんだけど、どのラップもどこにも及ばなかった。見直すべきことはたくさんあるし、理解する努力も必要だ。予選がすべてではないことは分かっているけれど、もちろん上位を獲得したかった。FP1での走行不足は誰にとっても同じことだし、それほど大きな要因ではなかった。理解を深めるためにもっと周回を重ねたいのはいつものことだけど、マシンのフィーリングは悪くなかった。一晩で理解するための情報量は十分...