F1ベルギーGPの主催者は、F1オーナーのリバティメディアと新たに3年契約を締結。スパ・フランコルシャンでの伝統のグランプリの存続が決定した。F1ベルギーGPは、2018年限りで現在のF1開催契約が期限を迎えることから、その存続を危ぶむ声が挙がっていた。しかし、ベルギーのビジネス紙 L'Echo は、スパ・フランコルシャンのあるワロン地域の政府とリバティメディアの間で今週新たな契約が締結されたと報じた。
同紙によると、レースの年間経営損失は地元自治体が支払、地域への経済効果によって相殺されるという。報道によると、チケットの売れ行きは、オランダとベルギーのマックス・フェルスタッペンのファンに支えられており、今年のF1ベルギーGPのチケットはすでに20万枚が販売されており、うち7万5000枚は決勝のチケットだという。ワロン地域の副大統領 兼 経済大臣のPierre-Yves Jeholetは「ワロン地域が世界舞台で地域復興に貢献するイベントを確保する良い契約だ」と同紙にコメント。「リバティメディアのディレクターと交渉したのは初めてであり、新たな時代でもある。ワロンの経済収益は2017年に2050万ユーロとなり、2016年から21%増加している」2019年のF1カレンダーでは、マイアミの市街地コースで第2のアメリカGPの開催計画が承認され、ベトナムの首都ハノイでの新たなレース開催も噂されてる。2019年のカレンダーからどのレースが脱落するかはまだはっきりしていないが、現行カレンダーのなかではホッケンハイムと鈴鹿との契約が今年で満了する。