F1ベルギーGPの主催者は、将来的にスパ・フランコルシャンでのF1レースが隔年で開催される可能性があることを認めた。有名なスパ・フランコルシャンで開催されるF1ベルギーGPは、人気が高く多くの観客が訪れている。しかし、最近ではF1復帰をめざすフランスGPとか隔年で交互に開催されることになるかもしれないと噂されていた。
F1ベルギーGPのプロモーターであるエティエンヌ・ダヴィニオンは、そのような解決案についてスパ・フランコルシャンとバーニー・エクレストン、そしてフランスの関係者との間で「討議中」であると述べた。「自国でF1レース開催を目指している国同士の競争は激しくなっている。交互開催という解決案によって、ベルギーGPを永続的にF1カレンダーに残せるかもしれない」またエティエンヌ・ダヴィニオンは、スパ・フランコルシャンでF1が開催されない年に、F1開催を継続させるための経済的な活動を実施することもできると示唆した。「グランプリ主催者は、3週間スパ・フランコルシャン・サーキットを閉鎖することを求めている。この期間は別の活動に活用できるだろう」ロータス・ルノーGPのオーナーであるジェラルド・ロペスは9日、サーキット自体を収益源とする方法としてサーキットを民営化することを示唆したとされているが、エティエンヌ・ダヴィニオンはサーキットの民営化は「選択肢にない」と述べた。また、もうひとりのスパ・フランコルシャンの関係者であるアンドレ・マースは、ベルギー人ドライバーのジェローム・ダンブロシオのF1参戦によって、2011ねに開催されるF1ベルギーGPのチケットの売上げが例年よりも伸びていると De Morgen に語った。「(ダンブロシオの)効果は、ここ数カ月にわたって顕著に表れている。ジェロームがもっとよく知られるようになる2012年には、その効果はさらに高まるだろう」