ルーベンス・バリチェロは、F1キャリアを継続するために今週末のインテルラゴスには5台の携帯電話を持ち込んで呼び出しを待っていることを明らかにした。1993年にF1デビューし、F1最多出場記録を322戦まで延ばそうとしているルーベンス・バリチェロだが、今週末2011シーズン最終戦が最後のグランプリになる可能性もある。
土曜日のF1ブラジルGP予選では、チームメイトのパストール・マルドナドがQ1で脱落するなか、非力なウィリアムズでトップ10からコンマ2秒遅れとなる12番グリッドを獲得してみせた。「まだ僕にはスピード、経験、モチベーションがあることを示した」とルーベンス・バリチェロは Auto Motor und Sport にコメント。「来シーズン、ウィリアムズでは新しい人材、新しいエンジンなど、多くのことが変わると思う。少なくともドライバーには一貫性を持たせるべきだ」とバリチェロは付け加えた。スポンサー獲得のために複数の携帯電話を駆使しているルーベンス・バリチェロだが、ホンダが突然F1撤退を決定した2008年末よりもうまく対処できたいると主張している。「前もってわかっているので、今回はそれほど長く待たなくてもいい。今後数週間はリラックスして過ごすよ」「5台の携帯電話で呼び出しを待っている。いつでも僕に興味のある人は誰でも僕と連絡をとることができる」今週始め、同郷のフェリペ・マッサはルーベンス・バリチェロに“ペイドライバー”になるべきではないとF1を引退するように勧めた。「フェリペが好意でそう言ってくれたことはわかっている」とバリチェロはコメント。「でも、資金を捜すことを不名誉なことだとは感じていないし、実際、誰も資金を持ち込めるかどうか尋ねてはいない。それが決定的な要因だとは思っていない」