F1チームは、今週末の上海で緊急ミーティングを開き、バーレーンへ移動することのリスク、さらにはレースをボイコットするかを協議すると報じられている。バーレーンでは、2週間前にサキール・サーキットから約20kmの街で抗議活動家が亡くなる事件が発生。先週にはマナマ北部で大規模なデモが行われるなど、バーレーン国内の情勢は不安定なままだ。
ある匿名のチーム代表は「バーレーンに行くことにあまり気が進まない。冷酷な言い方ではあるが率直に言えば、何事もなく今回のレースを離れる唯一の方法は、軍事的に完全に封鎖することだ。それはF1にとってもバーレーンにとっても受け入れがたいことだと思う。だが、それ以外に方法は浮かばない」と漏らしている。だが、FIA側は「FIAは、バーレーン王国の状況を絶えず監視し、評価している」とコメント。「我々はバーレーンの最高権威側より、全てのセキュリティ対策は順調であると重ね重ね保証されている」とレース実施の方向で話を進めている。今週末、F1チームは土曜日に緊急ミーティングを行い、バーレーンに行くか否かの話し合うとされている。また上海には、FIA会長のジャン・トッドが訪れるとされている。