2025年F1アゼルバイジャンGPの初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。9月19日(金)にバクー・シティ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第17戦 アゼルバイジャングランプリのフリープラクティスが行われた。後方グループは実力伯仲。ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が11番手、マクラーレンのオスカー・ピアストリはPUトラブルと接触を挟みつつ12番手。
レーシングブルズのアイザック・ハジャーは不安定さを抱えつつ13番手、レッドブルの角田裕毅はロングラン重視のメニューで14番手と、各車がセットアップとタイヤ運用の最適解を探っている。ザウバーはガブリエル・ボルトレト15番手、ニコ・ヒュルケンベルグ18番手で微調整が続く。アルピーヌはピエール・ガスリー16番手、フランコ・コラピント20番手と苦戦し、アストンマーティンもランス・ストロール17番手、フェルナンド・アロンソ19番手でペース不足が課題。風向や路面進化、C6/C5/C4の使い分けが、明日の順位を大きく動かしそうだ。11番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)FP1で8番手、FP2で11番手。ミディアムタイヤを使用した。「今日は興味深い1日だった。FP1はかなり混乱していて、ずっと黄旗に邪魔された。FP2は良いセッションになって、ロングランに満足している。柔らかいコンパウンドでは再び苦しんでいるから、予選に向けてもっと改善点を探す必要がある。明日はソフトとミディアムがすごく近いと思うから、アプローチが分かれるだろうし、予選を面白くすると思う」12番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)FP1でパワーユニットの問題が発生したが復帰し2位。FP2は壁に接触し12番手。「混ざった1日だった。ペースはあるけど、引き出すのが簡単じゃなかった。FP1でトラブルがあったけど、チームが素晴らしい仕事をしてくれてコースに戻れた。FP2ではいくつか試したことがあって、進歩していると感じられた。今夜に何を変えられるか見てみる。今日にはポジティブな要素がたくさんあったし、明日が楽しみだ」13番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)FP1で10位、FP2は13位。マシンの一貫性に不満を口にした。「今日はあまり良い感触ではなかった。マシンの限界を見つけるのに苦労していて、まだすごく不安定だし、自分のドライビングも改善が必要だ。特にセクター2だ。セットアップ変更の明確なアイデアができたし、自分の改善点も分かっている。明日は自信があるし、Q3に進めることを願っている」14番手:角田裕毅(レッドブル)FP1で6位、FP2ではロングランに集中して14位。「ここバクーはいつも少し特別な感じがありますので、セッションごとにできるだけ多くの情報を得ることが大事だと思います。全体的には良い1日でした。ショートランでは改善の余地がありましたが、金曜に経験できたのは明日に向けて良いことです。FP2ではロングランに集中していましたが、今年はあまり感じられなかった良い感触を得ることができました。クルマがようやく理解できてきているので、本当にポジティブです。1周ごとに進歩していると思います。前向きに、この方向を維持して、明日どこまでやれるか見ていきたいです」15番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)FP1で14位、FP2で15位。序盤にブレーキを外してランオフを使ったが、その後はリズムを取り戻した。「全体的には悪くない1日だった。難しいコンディションだったけどね。何人もがランオフを使っていたし、僕も何度かそういう場面があった。でも、それも限界を探る一部だ。ポジティブなのは、我々がどこまで攻められるか分かったこと。明日の予選に向けて良い材料を得られたし、今夜の作業を楽しみにしている」16番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)FP1は最下位20位、FP2は16位に改善。「ここは最初のラップから注意を引きつけるサーキットだ。少しずつスピードと自信を積み重ねる必要がある。簡単なトラックではないし、それは週末前から分かっていた。我々の持っているもので最適化しようとした。今日はいくつか異なるセットアップやウイングレベルを試した。作業すべき部分は分かったから、FP3で改善を見つけたい」17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)FP1で17位、FP2でも17位と苦戦。「両セッションを通して周回を重ねられて、予選やレースに役立つ情報を集められた。天気がかなり風が強い予報だから、それがパフォーマンスにどう影響するかを見てみないといけない」18番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)FP1で12位、FP2は18位。「典型的な金曜日だった。特別なことはなく、プログラムをこなし、マシンのバランスを最適化する方法を理解することに集中した。ラップタイムを見ると、まだやるべきことはある。でも全体としては週末に向けた良いベースだ。あとは微調整するだけだ」19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)FP1で15位、FP2で19位。ペース不足を認めた。「この狭くて速いサーキットはいつも楽しいチャレンジだ。ラップタイムを見ると、まだ速さを見つける必要がある。ダウンフォースとドラッグのバランスを取ることが重要で、そこを改善しないといけない。今夜どれだけ見つけられるかだ」20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)FP1で19位、FP2では20位最下位。「去年いい思い出があるサーキットで、今日また走れてよかった。ステアリングを握ると良い感覚があるし、市街地サーキットは金曜にリスクを取りすぎずに積み上げることが大事だ。クリーンなラップを重ねられたし、今夜はたくさんのデータを解析する。予選でピークに持っていくのが目標だ。まだ改善の余地はあるし、明日の戦略次第で流れが変わるだろう」