元F1ドライバーのジャン・アレジは、自身のキャリアで最も感銘を受けたドライバーはアイルトン・セナだとし、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハよりもセナの方が速いドライバーだと思っていると語る。ジャン・アレジは、1990年のF1アメリカGPで非力なティレルでマクラーレンのアイルトン・セナとバトルを展開して2位表彰台を獲得している。
ミハエル・シューマッハは、1995年の冬にジャン・アレジと交代する形でフェラーリに加入。その後、F1史上最多勝利、F1最多ワールドチャンピオン記録を更新した。しかし、ジャン・アレジは、自分が対戦したドライバーのなかで最速のドライバーはアイルトン・セナだと語る。「エンジニアと話をすると、仕事をしやすいドライバーとそうではないドライバーがいる。ミハエルは、どのチームでも、何をいったとしてもチームが彼の言葉に従っていた典型的なドライバーだった」とジャン・アレジは Beyond the Grid で語った。「それが彼を偉大なチャンピオンにした。彼はチームに信頼を与え、チームは彼と一緒に働き、彼は非常にハードワーカーだった」「彼の勝利数、ポールポジションについては誰も何も言えない。彼が特別だったのは確かだ」「だが、セナについては・・・どのような言い方をすればいいかわからないが、セナの方がスピード面では私は感銘を受けた。自分がレースをしたなかで最速のドライバーはアイルトン・セナかと質問されたジャン・アレジは「私にとってはイエスだ」とコメント。「当時彼が運転していたクルマを過小評価しないでほしい。彼は何度も感銘を与えた」