アラン・プロストが、2014年のフェラーリのスター同士のドライバーラインナップについて持論を語った。フェラーリが、ラテン気質の“ナンバー1”ドライバーであるフェルナンド・アロンソのチームメイトにキミ・ライコネンを呼び戻したことに多くの議論がなされている。同様のスター同士のラインナップでは、1980年代のマクラーレンのアイルトン・セナとアラン・プロストが有名。当時、二人は激しく対立していたことで知られている。
アラン・プロストは、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンのペアと自身のマクラーレン時代のペアを比較して以下のように述べた。「私とセナの関係について考えるようだが、実際にはうまくいっていた」とアラン・プロストは Mirror にコメント。「コース上は別としてね」「チームにとってはとてもうまく機能していた。実際に我々はチームをトップに導いた」「今回のことはそれよりもっと難しいだろうが、うまくいく可能性はある」マクラーレンやレッドブルの元ドライバーであるデビッド・クルサードも、人々が言うほどフェラーリの決断はクレイジーではないという。 「筋は通っている」とデビッド・クルサードは Focus に語った。「フェラーリはこれまで忍耐強くフェリペ・マッサを見守ってきたが、マネジメントは、再びタイトルを獲得するためには最強のドライバーペアが必要だとわかっているはずだ」 だが、短気なフェルナンド・アロンソとクールなキミ・ライコネンは本当にうまくやっていけるだろうか?「フェラーリはライコネンのことを知っているし、彼とうまくやる方法を知っているはずだ」とデビッド・クルサードはコメント。「彼は単純で、政治には無関心だ」 「それに、アロンソももう30歳を超えている。フェラーリにベストな結果をもたらすためにどうすればいいかわかる年齢だ」「トラック上でバトルは行われるだろう。本来の形でね」F1最高責任者のバーニー・エクレストンも、フェラーリの2014年のドライバーペアが良い影響をもたらすと考えている。「キミには喧嘩を避ける程度の常識はある」とバーニー・エクレストンは Autosprint に語った。フェルナンド・アロンソには“トラブルメーカー”との評判もあるが、バーニー・エクレストンはそれは」正当なものとは考えていない」と述べた。